伊勢擬革紙 第Ⅴ編
上芝居伊勢第5編 サングブランド士の会の活動始まり始まり 異性格をはめとするたくさんの宝物を 生み出したのは街道だったと気づいた太郎 ちゃんめ衣ちゃんダンちゃんの3人でも人 が歩いて情報を運んでいた時代が終わると 海道も姿を変えました 江戸時代日本中のみんなが欲しがった人気 の伊勢の師 明治になって鉄道などの交通が便利になり 安い川が外国から輸入されるようになると 義覚はだんだんと売れなくなっていきまし た そして1930年頃の昭和に入って間も なく 師を作る店はほとんどなくなってしまい ました とっても人気だったのにんちゃんそうだよそうなんだ残念異隠しの作り方はそれぞれのお店の秘密だったのよね職人さんたちの口伝えだけで書き残さなかったから作り方が分からなってしまってお店の古いも壊されてあった実物捨てられてまた もったいない 今の松坂市名和町玉木町伊勢市あたりで 作られ地域の暮らしを支えてきた議格だっ たのに 地域で特別なものを作ることを自馬産業 って言うんだよね この地域の自馬産業のことを知ってもらう ために貝を立ち上げた人たちがいるんだよ ね うんうんそのジ馬産業の歴史を調べてもう 1度みんなに知ってもらいたいと思った人 たちが集まってね2009年平成21年6 月にサン宮ブランド士の会を立ち上げたん だ当時交通で重要な場所でアイロンさん などの有名なタバコ入り屋さんがあった 玉長に活動の中心を置くことにしたんだっ て 田丸村では1年間に5万個を超えるくらい のタバコ入れを作っていたそうです の人たちは最初に県や市長が地域の歴史を まとめた三重県市や松坂市名和長子玉木長 伊勢市旧小端子を調べたんだって そこには伊勢の疑格師に関係することが 書かれていたけど具体的な作り方は書かれ ていなかったんだって やっぱり作り方は分からなかったんだね 次に貝の人たちはお店のあったところを 探して話を聞きに行ったそう ところがほとんどのお店は引っ越していて よくわからなかったの 100年も前のことだから実際に仕事をし ていた人もいないだろうしね でも貝の人たちが師の作り方の資料を探し ていることが知られるようになると資料 集めに協力してくれる人も出てきたそう それでも分かったことはほんの少し まだまだ分からないことばかり こんなに苦労して探しているのに分から ないことばかりなんだね そんな中でたくさん資料が残されていたの が名和長の三中さん 実際の商品や外国からの注文を受けるため の未本調などもあったんだってみんな人 安心だね 未調って色や模様のサンプルカタログだよ ねサンチさん偉い サンチさんは江戸時代から明治時代にかけ て大きなお店の1つだったそうでも やっぱり他の店に技術が真似されないよう さんも作り方は書き残していなかったの 貝の人はサンチさんに残っていた商品や 未本帳を高知県立神産業技術センターで 調べてもらいました 模様をつけていることや明治時代の和の 現材料が分かったそうです 議格の特徴であるシをつける方法は栃木県 の下付け死亡を伝える菅先生に指導して もらって万力という道具を使って縮めてい ます いろんな人に応援してもらってみんなで 頑張って研究したんだそう こうした努力によって技術力が上がり 2013年に三重県の指定伝統工芸品に なりました へえそうなんだこれからも皆さん応援して ね一体誰に言ってるのダんちゃんも応援し たら どんな風に作るのか見せてもらえないかな 工房があるから行ってみましょうよ 3人は田町にある三宮ブランド士の会の 攻房を尋ねましたこんにちはこんにちは いらっしゃい太郎ですメイですダンです よろしくお願いします よく来てくれましたでは案内しましょう この工房では大きく分けて2つのことをし ています 1つは製品を作るための材料になる異性格 を作っています もう1つはその子をいろんな分野に使って もらえるよう見本となるような使い方の 提案をしています ここは製品の材料になる異性格を作る ところです この何枚もある焦げ茶色のものは何ですか 型紙です伊勢隠しは型紙がないと作れませ ん ワシを貼り合わせてかきを何度も何度も 塗って作ります 暑い夏の晴れた日に塗るので型紙作りは 大変な作業です 熱中症に気をつけなくっちゃいけませんね これは何ですか満力です型紙に紙を挟んで 縮めることを絞りと呼んでいます満力で 絞ってシをつけます テこですね昔から使われていたなんて すごいこれなら小さな力でも強い力になっ て縮められるということですね 絞って模様を作る 絞らない 木の肩の上に紙を置いて上から叩いて模様 を出すというのが代表的な作り方です この回では満力で絞って模様を作る方法で 異性格を作っています じゃあ異正義の製品ができるまでを実際に体験してみるやりたいお願いします製品の材料になる遺跡隠しを作るところから始めようか最初に眼料と呼ば れるものやきしや 木やなの占料を使ってしにけます 次に型紙と型紙の間に色をつけたワシを 置きます 型紙を巻いて足で踏み固めます それを満力で絞ります 和の置き方や絞る回数によって違った模様 が生まれます 代表的なものがかぬこりとサザ波絞りです 紙の置き方や絞る回数によって模様が 変わることに驚きました 他のところも案内してもらえるんですか 次は遺跡隠しを使っていろんな分野に色々 なものを作ってもらうところを案内するよ 企業さんにも協力してもらってどんなもの を作ることができるかの提案をしています わあこんなにいろんなものが作れるんです ね 置き物身につけるアクセサリー物を入れる 箱立体的に見える写真過加工広い分野で 使うことができますよ 足でできた遺跡隠しがこんな素敵なものに なるなんてびっくりです 想像していたのとは全く違います僕も びっくりしました 何でも応用できそうアイデア次第ってこと ですね こちらの絵は幼稚園に通っている子供たち の作品だよ 自由な発想で楽しい作品がいっぱいですね 使い方をみんなで考えて欲しいですね 3人も実際にカや箱などを作ってみない君 たちのアイデアでいろんなものに変信する よわあ面白そう作りたいですもちろんあり ます 伊勢木隠しを使っての3人の重い思いの 作品が始まりました 太郎オリジナル僕のが1番メイスペシャル いえいえ私の方が素敵よ たくさんの人の知恵が集まればいい製品に なるんだね 私もっと色々作ってみたい 僕も 僕のところはみんなとは違う時にお正月を 祝うんだその時に お祝いのでっかい置き物を作る よし僕も誰も作ったことがないものを作る ぞ 大変な作業もあるけれど軽くて丈夫使い やすくて長く使えるものができることが よくわかりました みんなと違う使い方をすれば世界中を驚か せることも夢じゃない 昔の人たちの知恵に学んで新しいアイデア を加えていく ネットで見るだけじゃなくて実際に工房に 行ってやってみる 新しいことに挑戦しようって気持ちが湧い てくるね いい社会にするためのヒントが師から少し だけ見えてきた 小さなことでいい1人1人が自分らしく 楽しく学んで見つけたことを出し合って 繋げていく 言うだけじゃなくてだろちゃんも行動し なきゃへへそうだよね 今の僕の気持ちみんなに伝えたいな ダんちゃんのためにめ衣ちゃんと色々調べ たりたくさんの人に話を聞きに行ったりし たけれど異性格を通してたくさんの地域の 宝物に気づいたよ子供も大人もみんな地域 の宝探しをして欲しいな
この紙芝居は、参宮ブランド擬革紙の会が、公益財団法人岡田文化財団2024年度助成「三重県南勢地域の地場産業学習資料作成提供特別事業」で作成したもので、明和町内での郷土学習の促進を目的として参宮ブランド擬革紙の会の了解を得て公開しました。