岩手県一関市千厩の松澤神社を紹介します。
(解説は岩手神社庁のHPを参照しました)
御祭神
伊弉冉命(いざなみのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
軻遇突智命(かぐつちのみこと)
須佐男命(すさのおのみこと)
例祭日 11月4日(旧9月27日)
鎮座地 一関市千厩町千厩字前田6番地
由緒
後柏原の御代、永正年間(1504-1520)葛西家の臣金野土佐が奉斎す。(田辺希文・封内封土記)
明治元年(1868)太政官公布により神仏混交分離がなされ、明治8年(1875)松澤神社と改称、村社に列格。同時に愛宕神社・八幡神社を合祀する。
明治二十八年(1895)弥栄神社・八雲神社を合祀更に大正十年(1921)秋葉神社を合祀す。昭和二十七年(1952)二月二十日、宗教法人松澤神社となる。
幣殿・拝殿・神輿殿等、逐次改築され、神振行事も隆盛を極めてる。
往古、八幡太郎義家が安倍貞任征伐の折、八幡神社を勧請、その後八幡神社を移し白山権現を奉斎せり。伝えて言う紀州熊野権現の別当正覚坊の娘、神子沢に熊野大神を祀り住めせしある一夜、白山権現の御光臨の悪夢を蒙り竹群の中より御神体を奉戴せりという。後に白川権現を現在地に移し奉る。さらに、千厩郷の永沢家の下女お白が鳩となって飛翔し、神子沢に降臨せりと伝えられている。その時、竹の葉で眼を損いし故に千厩の里人は両目均等ならず、そして竹の育成もかなわずと伝えられる。
史実と伝説とのかかわりは誠に情味豊かで御神徳の深遠がうかがわれ、近郷の尊崇を広く集めている所以である。
・祭日には昔合祀されていた熊野神社の神様をお迎えする恒祭の特殊神事がある。
・祈念祭には三世代間(幼少期、青壮年、熟年)の豆撒会、餅搗会等で賑わう。
・桃山時代金山一揆集結の地として著名である。
・拝殿は伊勢神宮御用材を使用し改築された。
音源は、下記サイトより使用させて頂いております。
https://dova-s.jp/bgm/play2452.html
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