森林鉄道桟道と石塀の不思議
はい今回はですねお預かりした資料を元に貢献地の東部に見られるえっと 2 つのユニークな土木構造物三道それから浜石戸この世界をちょっと深掘りしてみようと思います はい 毛ばしい山とま厳しい海そういう自然の中で人々がどうやってこう知恵を絞って暮らしてしたのかその辺りが見えてきそうですね へえそうですね これらは単に古い建造物っていうだけじゃなくてその土地の自然とか経済あと技術ですねそれがこう見事に組み合わさってるまさに生きた教材と言えるんじゃないでしょうか 生きた教材ですか?なるほど ええ厳しい環境をいわば逆手に取ったようなそういう工夫が見られますよね ではまず山の方から三道3 道これ資料読むと橋でもトンネルでもないんですよねなんか崖にこう張り付くような道だと その通りなんです三道っていうのは山の急な車斜面ですねそこでま大規模に山を削ったり土を持ったりしないでとか線路を施設するための一種の工夫なんですよ ほう工夫ですか ええ片側は岩板に固定して外側を食いとかあるいは石炭済みで支えてですね棚みたいにこう道を作り出す へえ使うのは3つまり在目とか石 本当に地元のものをうまく使った技術ですね なるほどじゃあ大きな工事を避けてそのあり物の材料とま最小限の手間で険しい地形を通ろうとしたそういうことですかね まさに特にあの旧よら瀬森林鉄道こではこれが大活躍したんです よら瀬の ええ良質なよら瀬を山から港へこう効烈よく運びらすためのば木のハイウェイですよね 木のハイウェイ それと同時に地域の人たちの生活道路としてもこれはもう欠かせなかったわけです時間もコストも抑える非常に現実的な解決策だったんですね 狩料に出てくる鎌三道とか縦岡2号3 道これ国の重要文化剤にもなってるんですね写真を見ると確かにこれはすごいなと ええ鎌形の方は眼壁に石作りのアーチがこうしがみつくように作られていてで縦岡 2 号の方は谷底から石を積み上げて柱にしてカーブを描いている ああ形が違うんですね そうなんです同じ三道と言っても作りが違って当時の設計とか施工の技術がまいかに高かったかを示してますよね うーん 山の斜面をなんとか通るその知恵が三道だとすると今度は海辺ですねナ町の浜石壁これは自然の厳しさから守るための知恵という感じでしょうか丸石の鎧いって表現がなんかぴったりだなと まさにその通りですねなりになぜこれほど多くの石兵が集中しているのか?これにはいくつかの理由が本当にうまく重なってるんです いくつかの理由 ええ必然とでも言うべき状況があったとまずあの自然条件ですね台風の上地帯いわゆる台風銀座ですから強い風とか雨あと好調を守る必要がまずはあった まあ切実の問題ですよね そうなんですで厚さが30cmから 50cm にもなるこの石兵はそのための非常に有効な対策だったわけです なるほどその厄介な自然条件がまず大きな理由だったと そうです そしてその対策に必要な材料がですねもうすぐ足元にあったこれが大きい 足元に ええナ川の加工には波で角が取れたちょうどいい大きさの丸い石浜石って呼ばれますけどこれがもう文字通りた同然でくいくらでもあったんです へえそれはすごい守る必要があって材料もただ同然で手に入ると まさに血のりですよね ええええでもそれだけじゃないんです 江戸の後期から昭和にかけてナは港町として栄えたんですね木材とか犬とかそういう公益で ほ的にも 気づいたそういう経済力があったんです なるほど それから技術港での上げ作業なんかで石の扱いに慣れた石と呼ばれる職人さんたちがいたんですね ああ専門の職人さんが そうなんです彼らがその技術を石兵作りに応用した 素材経済力技術うまい具合に揃ってたんですね そうなんですそれに加えてこの石へ構造的にも非常によくできているんですよ ほお 丸い石を赤戸なんかで寝って積み上げて1 番上には水切り用の柄を乗せるこれが適度な気と水けの良さを産んであの昭和南海地震みたいな大きな地震でも意外と倒れなかった例が多いんです へえなんですね ええそして最後に今もこれだけ多く残っているのは住民の方々の力も大きいナ浦の会のようなグループが警官を守ろうと活動して町の条例なんかも後押しした地域全体で守ってきたその努力の玉物ですね いやあすごいですね自然の厳しさ豊富な資源町の経済力職人の技そして住民の思い 本当に色々なものがこうパズルのように組み合わさってできた文化なんですね ええ こうして見てくると山の三道と海の石兵場所も形も全然違いますけどなんか共通するものが見えてくる気がします [音楽] おっしゃる通りですねどちらもその厳しい自然環境という課題に対してそこにあるものつまり地元の素材を最大限に生かして はい そして地域経済の営波を支えながら土地固有の技術職人技によって生み出されたまさに暮らしの知恵の決晶と言えるでしょうね うん 資料にあった山から海へ石と木が紡いだ暮らしの道という言葉これはこの 2 つをつぐ本質を非常によく表していると思います なるほどな 厳しい自然をただこう力でねじ伏せるんじゃなくてむしろその特性を利用して豊かさを生み出すみたいなそうですね先人たちのなんというかしなやかな発想には本当に驚かされますよね ええ石1つ木1 本にもそういう人々の営の物語が刻まれていると ええ単なるインフラとか建造物という視点だけじゃなくてその土地のフードと人々の営波がぎゅっと詰まったそういう文解散してこれからも大切にしていくべきでしょうね 本当にそうですねさて今回の探求いかがでしたでしょうか?最後にあなたに 1 つこんな問いを投げかけてみたいと思います はいかつての人々がですね自分たちの足元 にある資源と知恵を使って困難な状況を 乗り越えてきたそれと同じように現代に 生きる私たちは目の前にある様々な課題に 対して自分たちの身の周りにあるものから どんな新しい解決策とかあるいは価値を 生み出すことができるでしょうかうーん 深い問いですねええちょっと考えてみるの も面白いかもしれませんね
令和7年度日本遺産中芸ゆずとりんてつガイド会の中・上級者向けガイド研修会奈半利町編が始まりました。2時間町歩きをして昼食後に受講生のワークショップをセットしています。その中で出てきた質問や提案などをYouTubeにまとめました。歴史文化に興味ある方はお時間ある時にご覧ください。AIのヒロとアイのラジオ版解説で7分の動画になっています。