【鷲羽山】 岡山県倉敷市下津井田ノ浦。吉備児島の最南端。瀬戸内海、瀬戸大橋が見渡せる絶景♪*ひみこの旅記録*JR児島駅から車で約15分。瀬戸中央自動車道児島ICから車で10分。
ひみこの旅Vlog
みなさま ごきげんよう ひみこです 岡山県倉敷市の児島にやってきましたここ
は児島の最南端に位置する鷲羽山よ 鷲羽山は、 瀬戸内海国立公園になっているの
瀬戸大橋が出来た頃に、この地域のことを知っ た方が多いのではないかしら メインチャンネルの「古代史謎解きミステリー」
の中で登場している瀬戸内海はこちらの 鷲羽山の展望台で撮影してきたの このサブチャンネルで紹介する動画は
メインチャンネルの、スピンオフよ メイキングオフと言った方がいいのかな
「古代史謎解き・・・」の中では 深く語ることはでき なかったところだけれど「いいな~」「素敵だな~」と
感じた場所をご紹介していくことにしたの [音楽]
「古代史謎解きミステリーと」並行して楽しんで 見ていただけたらとっても嬉しいです
個人的にお勧めしたい場所だから機会が あったら、是非旅してみてね 吉備国の「桃太郎伝説」その関連する神社の
多くは かつては島だったとされる山の上や 小高い丘の上に御鎮座されていました
その山からは、瀬戸内海が見渡せていたわ 瀬戸内海を統べる覇者たちが眺めた、同じ景色
邪馬台国の宗女台与が見つめた、同じ景色ね 鷲羽山は、岡山県倉敷市下井田浦にある山 標高は133mよ 名前の由来は、大鷲が翼を広げた姿に似て
いるところからつけられたそうなの ここから眺める瀬戸大橋 とても美しい橋ね
海に橋をかけることは一大事業だと思うわ たくさんの交流が生まれたり 物流で便利な
暮らしが実現し たり 瀬戸大橋はは昭和53年に着工し 工事期間9年6ヶ月 総工費 1兆1338億円をかけて 1988年(昭和
63年)に開通したの 鉄道と車が走る「並走橋」は13.1km世界一の長さなのよ [音楽] 本州と四国が最も接近している岡山と香川
のあいだを「備讃瀬戸」と呼ばれているの 鷲羽山から見える主な島は 「釜島」「松島」「六口島」「櫃石島」「岩黒島」「与島」「本島」などね ほかにもたくさん見えるのだけれど小さな島が
可愛く見えるわね 瀬戸大橋に集まっている島々を「塩飽諸島」といいます このあたりは、東西からの潮流がぶつかり 塩が湧いたように見えることから 「しおわく」が「塩飽」の語源になっているそうよ 瀬戸内海のお塩、 私も調理で使っているの 炊きたてのご飯
で「おむすび」にすると とっても美味しいのよね 海を見ながら、山の中を歩いて行きましょう
なんか面白い岩に、たくさん出会えるの クマバチ とかの昆虫がたくさん寄ってきたりして
楽しかったわ 鷲羽山の尾根沿いには、3基の古墳があるの
児島の最南端にある山の中に古墳!?って最初は驚いちゃった でも今まで注目していなかっただけなのか もね 案外どこにでもあるのね 地図には「古墳群」
って書かれていたから、ひとつじゃないみたい よ いくつか小さい規模のが密集しているの
かもね 古代史好きな皆さまなら ご興味のある 方もいらっしゃるでしょう?
どんな古墳なのか 一緒に見に行ってみ ましょ♪鷲羽山の、頂上に近いところにある
みたいよ 結構、歩くの
赤土の道が続いているの ちょっとしたハイキングね 風が心地よかっ
たわ あ、あれかな? ん、近づいてきたかもしれない あぁ ここだわ こちらが最初の古墳です なんか想像と違ったわ
[音楽] これらの古墳は、6世紀後半に造られたもの
だとされているわ 中からは、当時の刀、壺、杯などが出度している
そうよ これらの古墳に葬られていたのは どなたなのでしょうね 鷲羽山の海岸沿いには 古墳と同時代の製塩遺跡があったの 製塩の道具であった土器片が多量に見つかっていて 塩づくりの場所だったみたいね この古墳の近くにも、あとふたつ 同じくらいの
規模の古墳があるみたい 行ってみましょう あ、あった!
うん さっきの古墳とよく似てるわね兄弟 みたいな、古墳たち♪ ふふっ こちらも想像とは違う古墳だったわ
いろいろな発見ができて、面白いなぁ♪ こちらの古墳は、三つめの古墳
古墳群と言われるだけあって いずれも近くに ありました
三つの古墳のうち こちらの古墳だけ海に 面しているの
ちょっと特別な感じ 古代からいままで この場所がお気に入りだっ
たひとは 何人くらいいるのかなぁ? ふと、そんなことを考えたりするわ
さらに歩いてみましょう 古墳から少し奥の方へ歩いていくと橋の袂
の絶景に出会えたわ [音楽]
わぁ・・・!こんな景色、いままで見た事ない 孝霊天皇も 温羅さまも 五十狭芹彦命さまも 楽々森彦命さまも 豊姫さまも 皆、この景色を見たら ビックリし
ちゃうわよね うふふっ [音楽]
魚のように海を移動していく船 虹のようにかかる橋には車と列車
空には鳥のように翼を広げて飛び立って いく飛行機
人の営みで歴史は紡がれていて 世界は休みなく動いているのね
昭和6年、徳富蘇峰徳は 鷲羽山からの眺めを 称えて この山頂を「鍾秀峰」と名付けました
「鍾秀峰」とは 「秀でた風景をこの峰に集める」と いう意味よ
ピッタリな名前よね 昭和8年には 歌人の与謝野寛、与謝野晶子夫妻が
この大地を書物の積み重ねに見立てて「万巻台」 と名付けているわ 「鍾秀峰」などにみられる巨岩は、花崗岩という
巨石で鷲羽山の地表はこの岩石で覆われてい ます
花崗岩は長石、石英、雲母からなっていますが 中にはこれらが単独で 塊となって存在する
ことがあります 石英の結晶である水晶もこの一例で 水晶は
鷲羽山でも採取されます 明治6年、オーストリア・ウィーンの万国博覧会に 鷲羽山産の
水晶が出品されたという記録があるの [音楽]
備讃瀬戸の海底から 象、鹿、水牛、鰐、虎などの 動物の化石が 漁船の網にかかって引き上げ
られているのよ このことは、かつて瀬戸内海が陸地であったことを
物語っています 瀬戸内海が今のように海になったのは1万年
くらい前だと言われているの 日本列島は 大陸と陸続きだったので 大陸の動物たちが
日本列島へ渡ってきたといわれるわ 引き上げられた化石の中で一番多いのがナウマンゾウ 約30万年前から1万年前まで 生息していたんですって
[音楽] わぁっ! 大きな岩 こちらの岩たちはどんな歴史を
見てきたのかしらね? 当時の瀬戸内海は谷間と平野の中に湖も
あるという風景で 動物たちにとっては住みよい 楽園だったのでしょうね
[音楽] 瀬戸内海の海底を調べてみると 備讃瀬戸のあたり
が最も盛り上がっているそうよ このため氷河期が過ぎ 瀬戸内海に東西より
侵入してきた海水が 最後に繋がったのが ここ備讃瀬戸でした
鷲羽山から大昔の人々の使った 石の道具が 採集されています これらの石器は 約2万年
前の人々が使っていたものです [音楽]
これらの石器の材料は 対岸の讃岐でとれる サヌカイトと呼ばれる石です 当時はまだ
瀬戸内海が陸だったので歩いてこの石を 運んだそうなの サヌカイトは私も大好きな石で 御守り代わり
に持ち歩いていたことがあるわ [音楽]
人々が鷲羽山のような台地を生活の場とし たのは 狩りをする動物たちの行動を見るのに
便利であったからと思われます それから いまでは想像が出来ないけれど
45年ほど前までは 全山が荒涼たる禿げ山だっ たらしいわ
禿げ山なのは鷲羽山だけではなく 瀬戸内海 周辺ではよく見られたそうなの
古墳期以来、盛んだった製塩の燃料として樹木 が伐採されたことによるそうよ
それから、近現代の 時代の移り変わりに も 大東亜戦争の時には樹目の多くが伐採されて
土地は食料増産のため開墾されていた そう
戦後の昭和24年、地元の人たちによって 4000本の樹木が鷲羽山に植えられまし
た 下草刈りもガスの普及で次第に行われなくなり
樹木の生育に良い条件が整ってきたのです 地元の方たちに見守られながら すくすくと成長してきた樹木たち 時間をかけて 素敵な景観が育まれていったのね 鷲羽山の展望台にはビジターセンターがあって
この山の歴史を詳しく知ることができるの センターの職員の方が とても親切に対応してくださいました そこで瀬戸内海国立公園倉敷地区 パークボランティアの会という活動をされている 方々の存在を知ったわ
ビジターセンターを拠点にして、研修会を 開いたり ミニガイド、クリーン活動、自然生物の
観察会など 仲間同士で楽しく保護をされている ボランティアの会と伺ったの
ビジターセンターには鷲羽山に関する たくさんの情報が集まっていて それをひとつひとつ
見ていると時間を忘れてしまいそうに なったわ
長い歴史を経て変貌を遂げていく鷲羽山 太古からそこにいた生命たちの足跡 周辺との繋がりが まるでシネマにいるような感覚 で目に飛び込んでくるの
まるでタイムトリップしているような感覚 にもなれるわ 是非訪れてみてくださいね
鷲羽山に訪れたのは 端午の節句の時期 空に泳いでいる鯉のぼりたちは 大海へ泳ぎに向かいたいのかな あはは♪ 自由に泳いで行きたい気持ち よくわかるわ 瀬戸内海の海は、とっても魅力的だものね ここからの眺めは、大好きよ! 古代史に関するを取材をしていると とても素敵な景色に出会えるの
[音楽] [音楽] その場所も次世代へと繋っていく 緩やかな
時を刻んでいるわ 気まぐれに、旅の備忘録と して 映像に残しておきたいと思ったの
冒頭でもお伝えしましたが このサブ チャンネルで紹介する動画は メイン
チャンネルのスピンオフなの メイキング オフというほうが相応しいのかな
メインチャンネルの洋太先生の古代史考証を 楽しみつつ 一緒に旅する気分を、味わってみてね それでは、またね♪ 最後までご視聴して頂き、ありがとうございました [音楽]
こちらは、メインチャンネル「古代史考証 歴史家 佐藤洋太」でご紹介している
【 古代史謎解きミステリー #5 岡山 吉備国編 空虚船で流された神功皇后の妹 邪馬台国の女王台与】のスピンオフ動画です。
本編とあわせてお楽しみください。↓
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◆メインチャンネル
「古代史考証 歴史家 佐藤洋太」はこちらです↓
https://www.youtube.com/@kodaishikoushou
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☆簡単に自己紹介☆
こんにちは「ひみこ」です☆
歴史家・佐藤洋太著
『かぐや姫と浦島太郎の血脈 ヤマトタケル尊と応神天皇の世紀』の表紙から飛び出して、
洋太先生とともに古代史上で重要となる場所を訪れながらYouTubeでご紹介しています。
このサブチャンネルでは
メインチャンネルにも登場していながら深く語れなかった場所や、
気になったスポットなどをピックアップして、ご紹介していきたいと思っています。
歴史や古代史のお勉強の息抜きに
気ままに眺めて楽しんで頂けたらとっても嬉しいです♪
どうぞよろしくお願いいたします。
#瀬戸内海 #児島 #倉敷