日本百名城【白河小峰城】陸奥国白河藩/福島県白河市
白河小峰城は阿武隈川と谷津田川の間に位置する小峰ヶ丘という丘陵にあった平山城である。東北地方では珍しい総石垣作りの城で、盛岡城、会津若松城と共に「東北三名城」の1つとして数えられている。
南北朝時代の1340年に結城親朝が築城して小峰城と名付けたのが始まりとされている。
1590年、城主の白河結城氏が豊臣秀吉の奥州仕置により改易されるとこの地は会津領となり、蒲生氏、上杉氏が支配したが、1627年に丹羽長重が棚倉城から移封されると、幕命により城郭の大改築に着手、1632年に完成した。
1868年、白河小峰城は戊辰戦争で奥羽越列藩同盟軍と新政府軍との激しい攻防の舞台となり、城の大半を焼失し落城した。
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