再編集 世田谷通り 登戸から狛江市・世田谷区を通り三軒茶屋までの走行動画です ノーカット版

世田谷通り(都道3号線)は神奈川県と東京都の都県境である多摩川水道橋を起点に狛江市から世田谷区の主要部を貫き三軒茶屋までの延長約9Kmの主要地方道です。なお都市計画道路の完了箇所にも係わらず、電柱の地中化はされていません。

 撮影は川崎市多摩区役所付近の津久井道から都心方向に東進します。登戸付近の土地区画整理事業の進捗でこのあたりの街並は一変しました。道路拡幅も進みましたが、登戸陸橋の旧橋改修工事は技術的な問題でストップしたままです。すぐに2001年開通のアーチ橋、多摩水道橋で多摩川を渡ります。この水道橋は相模川水系の水を東京都民に送るための直径1.8mの水道管が路面下にあります。

 橋を渡ると東京都狛江市になり、片側1車線の世田谷通りの起点になります。狛江市内から成城のハケ下にかけては小田急線の高架化工事に関連して近年道路拡幅が完了してとてもきれいになりました。しかし成城付近から環状8号線にかけての区間は今も昔も車の流れは良くありません。特に砧と大蔵には日大や国立成育医療研究センター、NHK技術研究所など人流の多い施設がありますが、いずれも鉄道駅からは遠く、なおかつ幹線道路は世田谷通りのみだからでしょうか。撮影日も動画編集前は全行程11kmを約44分で走行して平均速度は13km/h程度でした。

 環状8号線の三本杉陸橋を過ぎると風景は変わり、落ち着いた雰囲気の住宅地の道路といった感じになります。この辺の世田谷通りは1964年の東京オリンピックに合わせて拡幅しましたが、周囲の宅地は戦前に区画整理事業あるいは耕地整理を行なっていたため、宅地面積は比較的広く、高級住宅街となります。また1946年東京農大・1940年馬事公苑・1953年関東中央病院などの大きな施設も沿道にあります。

 東急世田谷線の沿線となる世田谷付近からは商店街や区役所があって賑やかな感じに変化します。アンダーパスする環状7号線の上を世田谷通りが越えるとマンションが立ち並んだ都会的な景観になっていきます。まもなく三軒茶屋の賑やかな商店街になり、駅前には1996年完成のCarrot Towerと呼ばれる高層ビルがあります。前方の国道246号玉川通りの高架橋に突き当たると世田谷通りの終点です。

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