2025.5.9小松市お旅まつり初日勧進帳
【八町こども歌舞伎】
旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳(たびごろもこまつのみどりはいやさかえ ぎだゆう かんじんちょう)
鎌倉幕府将軍である兄・源頼朝に謀反の疑いをかけられた義経たちは、追われる身となり奥州へ向かっていた。道中の加賀の国・安宅の関で、義経は武蔵坊弁慶と山伏の姿で通り抜けようとするが、関守の富樫左衛門には山伏姿の義経たちをとらえるよう命令が下されていた。そこで武蔵坊弁慶は機転を利かせて、焼失した東大寺を再建するため勧進を行っているのだと話す。すると富樫は、弁慶に勧進帳を読むように命じるのだった。
もちろん勧進帳など持っていない弁慶は、たまたま持っていた巻物を勧進帳であるかのように装い、朗々と読み上げる。その後も山伏を演じきり、関所を通る許しを得る。
しかしふとしたことから剛力が義経ではないかと疑われてしまった。緊迫した状況の中、弁慶は義経をどこまでも剛力として扱い、杖で打ち据える。それを見た富樫は、頼朝の命を破り、弁慶と義経を通してやるのだった。
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