【VR360】海部城跡(鞆城跡)東側曲輪からアンテナⅧ曲輪【山城】
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令和7年(2025)4月8日
徳島県海部郡海陽町奥浦・鞆浦
海部城跡(鞆城跡)東側曲輪からアンテナⅧ曲輪
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城山は、海部川河口に位置する標高約50mの独立丘陵であり、太古には海中の孤島であったと考えられています。この丘陵は南北約300m、東西約250mの範囲に収まる小規模なものですが、その上には大小14箇所の曲輪が配置されています。
阿波国の山城の多くは、主郭・付属郭と小規模な堀切のみで構成される小規模な城郭が主流ですが、海部城はその中でも突出した規模と構成を持ち、阿波国南部の拠点城郭であったことがうかがえます。
城山自体は急傾斜で平坦部が少ない、いわゆる「痩せ尾根」地形です。このため、尾根を削平して築かれた各曲輪は狭小なものが多いものの、丘陵頂部から各方面に延びる尾根を巧みに利用した縄張りとなっています。
海部城の城郭構成は、四周を取り巻く海部川の流れを天然の濠とし、曲輪が展開する丘陵部の微地形を巧みに縄張りに取り入れています。また、港津の所在する南東方面を強く意識した構えとなっており、河川交通・海上交通の結節点である港津・鞆浦の支配・管理を意図した「海城」としての性格を持つ城郭です。
このような特徴から、海部城は徳島県南部最大規模の地域拠点城郭であり、昭和51年(1976年)に海部町(現・海陽町)の史跡に指定されています。