令和7年 神奈川県中井町<五所八幡宮>例大祭 「白神輿・赤神輿」=宮立ち・渡御
まつり巡行記<申>2025年4月29日 「昭和の日」定日
保元2年(1157年)日本五大八幡の一つとして中井町五所の宮の龍頭が丘に創建された五所八幡宮の例大祭で神幸祭が斎行される際に「鷺の舞」が奉納されました。舞は当時より行われていたと考えられますが、記録としては保存されていません。唯一、延享4年(1747年)に鷺の張子を修理した記録が残っています。なお、この舞はたいへん珍しいもので、東日本でも3地域(福島県勿来の関の熊野神社、神奈川県大磯町国府祭)にしか残っていないという貴重な民族芸能です。4台の山車・神輿渡御ののち、伝統の鷺の舞を行う。山車では五所宮囃子が演奏される。
午後13時に本社神輿(白・赤)二基は御霊還しの後、社殿を三周して参道階段(88段)を下り鳥居前でしばらく揉んだ後、氏子地域への渡御にお出ましになりました。まずはお旅所まで渡御。そこで神幸祭が行われ、その後「鷺の舞」が奉納され神輿が再度氏子地域へ渡御する。午後19時半神輿は川入り(中村川に入っての渡御)が行われ、20時にに宮入りする。
本社白みこし・赤みこし二基とも 杉崎周助・藤原政貴作・嘉永3年5月(1851年)建造 台輪 四尺二寸(127cm) 掛け声は「白みこし」はワッショイとドッコイソリャ(揉む時)「赤みこし」はワッショイの掛け声で担がれる。