「開拓発祥之地(インマヌエル之丘)」と「荻野吟子歌碑」
風に揺れる草木の向こうに、
この町の“最初の一歩”を刻んだ石が、静かに立っています。
今金町開拓発祥之地 ―
かつて“インマヌエル之丘”と呼ばれたこの地は、
幾人もの祈りと決意が降り立った、はじまりの場所。
そのすぐそばにある一つの歌碑。
そこには、明治の時代を駆け抜けた日本初の女性医師・荻野吟子の歌が刻まれています。
「人の世に 道を拓きし 女あり」
この地を訪れるすべての人に、
時を越えて、そっと背中を押してくれる言葉。
この丘は、ただの記念碑ではなく、
挑んだ人々の“精神”が息づく場所なのかもしれません。