尾道の思い出 ~まちが抱える問題~

かなり昔の話となりますが、通学路(寄り道もありますが)を訪ねてみました。様々な当時の思い出がありますね。綺麗になった部分と、寂れてしまった部分が入れ混じっています。
長江通りを見ると、以前は建物でいっぱいで奥側の家は見えなかったのに、撤去され空き地になり
以前峰なかった建物が見えるようになりました、こんな建物があったのかと思う反面、歯抜けのようになっていく尾道の姿が寂しいと思いました。
今と違って観光地というより、とにかく狭い坂道だらけの街というイメージでした。
けっして今のようなタイル張りの道ではありませんでしたが、人の生活があふれていました。
長江は特に斜面に面した場所で、各家にはお風呂があまり設置されなかったそうです。理由は地形的なものもあったようですが、共同の銭湯を置くことでコミュニケーションを図る目的もあったようですね。(古くから港町として商業が栄えた場所でした)
※動画内で、映画{転校生」とありますが、「時をかける少女」の誤りです。お詫びして訂正いたします。

長江小学校は統廃合により、2025年3月31日をもって廃止されますが、今でも校歌を覚えていますし忘れないでしょう。歌詞に「尾道の栄え、我国の栄え」というものがあります。
広島県の人口流出が多いことが取り上げられています。広島市自体はサッカースタジアムや駅のリニューアルなどで活性化していますが、備後地区は取り残されているような気がします。この後10年、20年とこの町はどうなるのでしょうか?尾道駅もリニューアルしましたがテナントの百貨店も撤退して衰退に歯止めがかからないようです。

大林宣彦監督映画の影響はすごくて、絵のまちから映画のまちになりました。

因みに千光寺のある山の名前は「大宝山」です。

今日いただいたラーメンは、尾道ラーメンを謳っていますが独自の鶏ベースのスープとコシのある麺が美味しく、こういうアプローチもあるのだなと思いました。

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