懐かしい町並  田村市都路町古道  福島県

懐かしい町並  田村市都路町古道
 田村市都路町古道は、福島県東部、阿武隈山地のほぼ中央にある山村で、高瀬川の支流古道川・山口川・南川の合流点に位置する。
文禄3年(1594)の蒲生高目録には村名が見られず、古道・岩井沢が村として確定するのは万治2年(1659)の検地以降である。
この時の古道村の村高は533石余、享保4年(1719)の高帳では本田533石余、新田・新開363石余、栗原新田788石余の合計1,684石余。「天保郷帳」「旧高旧領」ともに1,686石余。
古道村は近世初めは会津藩領、寛永20年(1643)白河藩預り地、正保2年(1645)からは三春藩領。
中通りと浜通りを結ぶ都路街道の宿駅として発達したが、土地は新田のため地味が薄いのと、冷害に悩み収穫量が低くかった。
そこで馬産に励み藩内有数の馬産地であった。
正保2年(1645)の記録では家数198・人数348。享保4年(1719)の記録では人数988とある。
平成23年の東北大震災後にこの辺りも放射能の問題で、立ち入り制限を設けられた地域ですが、訪ねのは平成25年5月だから、立ち入り制限は解除されていたし、震災の被害も修復されたようで、被害個所も目立たなかった。
町並は旧都路街道沿いで、茅葺にトタン覆いをされた家屋が連続し、なかなか見応えある町並みが展開していた。

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音楽:中北音楽研究所

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