【後面展望】青い森鉄道 野辺地→青森 【約43分】

2024-10月撮影 青森県
青い森鉄道の野辺地→青森の後面展望となります。

以下Wikipediaより
青い森鉄道株式会社(あおいもりてつどう)は、青森県青森市篠田1丁目に本社を置く、第三セクター方式の鉄道事業者である。

概要
2002年12月1日の東北新幹線盛岡 – 八戸間および2010年12月4日の同新幹線八戸 – 新青森開業に伴い並行在来線として東日本旅客鉄道(JR東日本)から経営分離されることとなった東北本線盛岡 – 青森間のうち、青森県内の部分を青い森鉄道線として運営する。なお、岩手県内の部分はIGRいわて銀河鉄道が運営する。

線路などの施設は青森県が第三種鉄道事業者として保有し、青い森鉄道は第二種鉄道事業者としてその線路を使用して鉄道事業を営む「上下分離方式」を日本の第三セクター鉄道で初めて採用した。

日本国有鉄道・JRから運営を引き継いだ第三セクター鉄道会社としては唯一、日本民営鉄道協会に加盟している。

開業当初は本社を八戸市に置いていたが、東北新幹線全線開業を控えた2010年10月7日に本社を青森市に移転した。

開業当時は赤字が予想されていたが、青森県と協力して利用者増加や収支改善に努めたことで、2017年度から2020年の新型コロナウイルス流行までの間、青森県に支払う線路使用料を満額支払った上での完全黒字化を達成している。

特に近年、駅数の多い青森市内区間を中心に、利用者が順調に増加している。2011年度は6,794人だった青森市内各駅の1日平均乗降客数合計値は、2017年度には11,654人へと、約72%増加した。これは、需要に即した増便や駅の新設・移設、駅近くへの県立高校の移転などを青森県と連携して行った結果であり、全国的に利用者減少に悩む路線が多い中でその経営手腕が注目されている。今後も、青森駅と筒井駅間にある青森操車場跡地の青い森セントラルパークには、新駅(2025年頃開業予定、予想1日平均乗車人員1,392人)及びアリーナ(2024年度完成予定)の設置が計画されており、更なる利用増加が期待されている。

かつては、青森県に支払う線路使用料で1年間で16億円程度の赤字が見込まれていたが、国の支援で青い森鉄道の負担額が1年間で約6億円になり、また経営状況に応じ減免措置を受けるなどして、2012年度は黒字に転じた。だが、青い森鉄道線を経由していた寝台特急「北斗星」が、2015年3月13日をもって定期運行が終了し、臨時列車としても同年8月22日で運行が終了。さらに2016年3月20日には臨時寝台特急「カシオペア」も運行が終了したため、運賃・特急料金収入が無くなり、経営が厳しくなることが予想されていた。しかし、2015年の北海道新幹線開業後は日本貨物鉄道(JR貨物)の青森地区での機関車交換に関連する業務の受託による収入が年間5、6億円程度発生したため、2017年度決算では線路使用料を満額支払った上で黒字を達成している。

2015年7月に公表した第14期事業報告の中では、収入増加に向けた取組みとして、寝台特急廃止などの経営環境の変化に対応するため、これまで以上に県や沿線自治体、さらには他の鉄道会社などとの連携を強化し、増収が見込まれる商品に特化して重点的な対策を講じるとした。2014年度からは青森県が企画した産直列車体験ツアー「あおてつマルシェ」を開催。2016年1月-2月には「星野リゾート 青森屋」宿泊者のみを対象に、青い森鉄道の車両を貸し切った列車「酒のあで雪見列車」が運行された。

路線
青い森鉄道線 : 目時駅 – 青森駅 (121.9km)
運行開始当初、列車の運行管理や指令業務などはすべてIGRいわて銀河鉄道へ委託していたが、青い森鉄道区間の運行管理と指令業務については、2010年7月3日にIGRいわて銀河鉄道の「ぎんが指令」からJR東日本盛岡指令青森分室に移管となり(青森分室は目時 – 青森間を担当)、2010年12月4日に青森分室は青い森鉄道に移管され、青い森鉄道区間の運行管理と指令業務については、「青い森指令」が行っている。

乗務員については、盛岡 – 八戸間の直通列車を青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道で分担して担当している。両社とも会社分界点である目時駅での乗務員交代は行わず、同区間において通し乗務を行う。三戸 – 青森間の自社完結列車については青い森鉄道の乗務員が乗務する。なお、気動車列車などJR東日本より乗り入れる列車はJR東日本の乗務員が担当する。貨物列車はJR貨物の乗務員が担当する。

青い森鉄道線には、現在でも東北本線の時代と変わらず比較的多くの貨物列車が走行している。旅客列車については青い森鉄道への移管にあたって昼行特急列車が廃止されたが、快速・普通列車は引き続き運転されている。寝台特急については、移管後も運転されていたが北海道新幹線開業前に廃止された。

車両
車両は、すべてJR東日本の701系およびE721系と同等の仕様の新製車もしくはJR東日本からの譲受車である。

青い森701系 – 2両編成9本の計18両が在籍する。
青い森701-101+青い森700-101 : 2002年の青い森鉄道開業時に新製した車両。JR東日本701系1500番台に準じるが、車内はセミクロスシート。
青い森701-1+青い森700-1 : 青い森鉄道開業時にJR東日本より701系1000番台を譲り受けて塗装を変更し、車内案内表示器を設置した車両。車内はロングシート。
上記以外の2両編成7本計14両(2 – 8)は、2010年12月の青森駅までの延伸時に、JR東日本から譲り受けた車両(701系1000番台)。
青い森703系 – 2013年製。2両編成2本(11, 12)の計4両が在籍する。JR東日本E721系0番台に準ずる仕様であるが、前照灯の光源、ワンマン運転用装備の追加、外装色などの相違がある。
2010年9月2日から従来の編成が新デザインとなり、JR東日本から譲渡された7編成も2011年春頃から青い森鉄道の新デザインに変更された。

JR時代は4両編成で運転されることもあったが、移管後は全列車ワンマン運転が行われており車掌要員の配置が無く(3両以上で運転する際は車掌乗務が必須となる)、また車両の在籍数が運用上いっぱいで余裕の無い状態のため、4両での運転はできない。

2010年12月3日まで車両の管理はIGRいわて銀河鉄道に委託し、同社の運輸管理所に常駐し共通運用されていたが、同日を以て委託を解消し翌12月4日からは自社の運輸管理所(旧JR東日本青森車両センター東派出所)所属となっている。

2014年3月15日の筒井駅開業に合わせたダイヤ改正での列車増発に合わせてJR東日本のE721系をベースにした青い森703系車両が2編成導入され、同日より営業運転を開始した。

ロゴマーク・イメージキャラクター
青い森鉄道は、これまでロゴマークなどを採用していなかったが、青森延伸による全線開業を控え、2009年2月から3月にかけてロゴマークとイメージキャラクターの募集を実施し、ロゴマーク部門は約2,400件・イメージキャラクター部門は約1,300件の応募があった。その後、審査を行った上で青森県在住者による人気投票を実施し、同年7月7日にロゴマークとイメージキャラクターが決定した。

ロゴマーク部門では電車と樹木をモチーフにしたデザインで、また、イメージキャラクター部門では緑の森の中で突然生まれた青色の木をイメージとしたデザインとなっており、キャラクターの名称を「モーリー」と命名した。

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