境川町と芦川町を隔てる黒坂峠から少し上った場所に春日山1158メートルは位置する。
甲府盆地と芦川町を結ぶ大動脈である鳥坂トンネルの脇のゲートから鳥坂峠と上り、尾根伝いに進むルートです。崩山(くずれやま)というポイントを経由し春日沢ノ頭(かすがさわのかしら)と呼ばれる開いた場所で甲府盆地を眺めてひと息つくと春日山へはもう少し。天候が良ければ、尾根沿い林の隙間からかすかに覗く富士山が見られますが……
<登山口>
笛吹市芦川町と同境川町を結ぶ新鳥坂トンネル入口から旧トンネル(閉鎖)手前へ。古い開通記念碑(拓道栄郷/田辺国男書)が登山口の目印
※黒坂峠へ上がる境川大黒板は石和町出身の深沢七郎の小説「楢山節考」構想の地と言われ、黒坂峠には地元にゆかりの文人の句碑、歌碑
が在る。
※春日山・山頂は赤松と雑木林に囲まれ、
鶯宿峠は、笛吹市の境川町と芦川町を結ぶ、林道大窪鶯宿線の峠で、峠の標高は約1,050m となり、峠からは甲府盆地が見渡せます。昔は芦川村の鶯宿から炭を甲府へ運ぶ為の街道として栄えたそうです。
峠までは、概ね歩きやすい尾根道で、特に防火帯の広い道は見晴らしが良く南アルプスも一部望めて気持ちよく歩けます
「なんじゃもんじゃの木」というのは「学術的によく分からない木」の総称で、鶯宿峠の「なんじゃもんじゃの木」は推定樹齢400年、幹周3.7m、樹高18mの「両面檜(りょうめんひのき)」両面檜という名称は昭和3年に牧野富三郎博士により命名され、昭和36年には樹種不明の珍種として県の天然記念物に指定されていたが、2018年9月の台風で倒壊した