懐かしい町並  安中市郷原  群馬県

懐かしい町並  安中市郷原 
 安中市郷原は群馬県南西部、碓氷川と九十九川に挟まれた台地上に位置する江戸期の中山道沿いの集落である。
江戸期は安中藩領。村高は「寛文郷帳」で882石余、「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに1004石余。宝永7年(1710)から中山道松井田宿の定助郷を勤めている。
享保17年(1732)の五人組人別改帳によると家数162・人数1,067とあり、また、幕末の改革組合村高帳では、松井田宿寄場組合に属し、高882石余、家数162とある。
明治10年頃の生業は農・桑業80戸、麻縄業15戸、大工業2戸、人力車1戸(以上男子)。養蚕・織物業80人(女子)で、繭780貫、生糸150貫、麻縄15,000筋、麻切紐32,000足、絹100疋、太織200疋を産していた。
今、旧中山道筋を歩くと、かかあ天下と空っ風と云われる群馬県特有の冬の風を防ぐためだろう防風の樹木が、綺麗に刈り込まれて街道筋に並んでいる。他ではあまり見かけないのだが、この郷原では所々で見られた。養蚕が行われていただろう大型の家屋が街道筋に並んでいた。

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音楽:中北音楽研究所
作曲:佐藤振一郎
ピアノ:中北利男

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