最恐パワースポット!獣の骨が眠る禁断の洞窟!白鹿権現 – 大分県臼杵市

白鹿権現(ししごんげん)は、大分県臼杵市野津町西神野にある神秘的な信仰の場であり、狩猟を生業とする人々にとって重要な聖地です。特に猟師たちが初猟で仕留めた鹿や猪の頭蓋骨を奉納し、豊猟を祈願する風習が特徴的です。

特徴・見どころ
① 頭蓋骨が積み上げられた洞窟
白鹿権現の最大の特徴は、神域内の洞窟に大量の鹿や猪の頭蓋骨が奉納されていることです。これは、狩猟文化と信仰が密接に結びついた独特の習慣であり、訪れる人に強い印象を与えます。

② 熊野神社の奥の院
白鹿権現は、近くにある熊野神社の奥の院として位置づけられています。熊野神社と合わせて参拝することで、より深い霊的なつながりを感じることができるとされています。

③ 過酷な参拝ルート
神社へ向かう道は険しく、途中には急な崖を鎖を使って登る場面もあります。そのため、訪問する際は登山の装備や注意が必要です。

④ 女人禁制の伝統
白鹿権現はかつて「女人禁制」の伝統を持つ場所でした。現在の扱いについては不明ですが、訪問の際には地元の習慣やルールを尊重することが大切です。

信仰の背景と歴史
この神社は、自然の恵みに感謝し、山の神々への信仰を表す場所として発展しました。狩猟を行う人々にとって、白鹿権現は神聖な場所であり、獲物への敬意を示すために頭蓋骨を奉納する風習が続いています。

まとめ
白鹿権現は、狩猟文化と神道信仰が融合した非常にユニークな神聖な場所です。頭蓋骨が積み上げられた洞窟や険しい参拝ルートなど、一般的な神社とは異なる特徴を持ち、特に狩猟関係者にとって重要な聖地とされています。訪問の際は、安全対策と地元のルールを尊重することが必要です。

■社伝
熊野神社の社伝によると「平安時代の末ころ、大野郡宇目郷(現佐伯市)に住む猟師の兄弟がいた。ある日のこと、この兄弟は豊後国と日向国の国境の山中で見事な白いシカを見付けこの神野の山中にまで迫ってきた。しかし西神野付近でこのシカを見失ってしまう。なおもシカを探していると、ある岩場に光が見える。近付いて見たところ神が現れ、我は国土を守護する熊野の神である。篤く信仰すべしと言った。」白いシカは熊野権現の化身であり、この神を祀った場所が現在の熊野権現で、社伝では久安2(1146)年のことだとしているという。

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