積丹半島東西を最短で結ぶ当丸峠、その展望台からそう遠くなく当丸沼がある。調べると、神恵内村にまつわる龍神伝説発祥の地だった。霧立ちこめる峠道を上り、林道に足を踏み入れ、現地を目指します。
後編は、龍神のご利益を受け、ニシン大漁に湧き、繁栄した神恵内村にある、龍が昇天した岬を訪ねます。
〇龍神
龍は大地のすべてのエネルギーの源とされ、水の神様でもあるといわれています。 龍を家に置くことで、龍脈が作られ、周囲の土地に流れている波動エネルギーを家の中に引き入れ、強運を引き寄せると信じられてます。
〇神恵内村の竜神伝説
神恵内村と古平町との境界線近くに満面、水をたたえた静かな沼が見える。トーマル沼、現在は当丸沼という。ここに龍神の願いを聞いてやった若者の物語が伝えられている。「神恵内地理読本」と地元の古老の話を合わせるとこうだ。
その昔、若いきこりが近くの村に住んでいた。ある夜、若者の夢枕に美しい女が現れ、目に涙をためて、「私は沼の精です。私がもし海に出たら、天に昇って天をかけのぼる竜にもなれるのに、残念なことに沼の落とし口に大きなカツラの木があって私が下るのをさえぎっています。どうかあの大木を切ってください」と言った。
若者はそれ以来、夢とも幻ともつかぬ不思議な女性の言葉が気になって仕事も手につかず、ついに病気になってしまった。数日たって若者は決意を固めると、夜、床を抜け出し、斧をかついで山に入った。涙ながらに訴えたあの女性の願いを何としても遂げさせてやりたいと思ったのだった。沼の落とし口へ行き、かつらの大木に近づくと力いっぱい斧を振るい、やっとの思いで伐り倒した。何か夢を見ているような気持だった。
ドーッ、と大木が倒れたその瞬間、雷光が走り、雷鳴がとどろいて物凄い雨になり、川はたちまち氾濫した。その中を見るも恐ろしい大蛇が口から火を吐いて矢のような速さで下っていった。
若者はその姿に、われを忘れて立ちすくんでいた。
村人たちは突然の大水に驚き、家を飛び出したが、どうすることもできなかった。建物までが濁流にのまれてあっという間に流された。人々は流されまいと逃げまどうのが精いっぱいだった。
山手へ逃れた一人が、天を仰ぎ見て、青白く光る尾を引いて天に駆けのぼって行く竜を見て気を失い、倒れた。
竜神の噂はぱっと広がり、人々は大カツラの伐ったのはだれだ、と詮索したが、ついにわからなかった。そのうち若者の姿が忽然と消えた。
人々はそれを知って、「天の竜神が、若者を召し上げたに違いない」
とおそるおそる語り合った。
そのことがあってから、トーマル川が大水であふれたことは一度もない。そしてこの恐ろしい噂もいつしか忘れられてしまった。
当丸沼が神恵内村市外からざっと十二キロ。当丸山(標高八〇〇メートル)近くに望まれる当丸沼は木々の緑を映して、不気味に静まり返っている。
合田一道「北海道おどろおどろ物語」1995 幻洋社
〇画像出典
イラストAC https://www.ac-illust.com/
〇Free 効果音 効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/
〇音源出典
・Free BGM 魔王魂
[piano38]
https://maou.audio/
・Free BGM PeriTune
[Whisper2]
https://peritune.com/
・YouTube Audio Library
-Away by Patrick Patrikios
〇使用機材 GoPro9. DJI Mavic2
〇オススメチャンネル
・あおたび!/aotabi おそらく道内No.1モトブログ
https://www.youtube.com/c/aotabi
・tub orion 面白探検冒険!
https://www.youtube.com/channel/UCWilRIPkA9kT9pVjS_9oSIA
・TheJAZZHIPHOP Sライディングテク!
https://www.youtube.com/channel/UCOgVIJiq_MkCBOxf4s2r-FA
#龍神
#積丹
#秘境
14 Comments
トウマル峠晴れた時の記憶がない。カーブもキツいし5月でも雪が残ってる年もあったなぁ。だからなのか交通量少ないですね。あらステキな恋ばな!知りませんでした!蓮の花が咲くくらいなのに色が黒い沼…本当にキレイに整備されていますね。後半もお楽しみが続きそう🙌
動画編集&うpお疲れ様です。
特段の観光地でもないこうした場所は、北海道の神秘さを描き出して素敵です。
ドローンでの撮影は、たとえこの場所に行ったとしても出会えない風景が映りこんでいて私の様な毎年訪れるだけの単なる北海道ツアラーには貴重なシーンですし、別な角度からの北海道の魅力を伝えてくれるのが、何よりもありがたいです
今回のSteelさんの画像から私の今年6月のツーリングを思い出させるのは、あの山での霧の中を走行する時で何回もあのシーンと同様に、霧や雨雲の中を走行する自分に遭遇した事です・・イヤー今年は試されました・・来年またリベンジです。
それまではSteelさんの動画で楽しませてもらいます。
細い場所知ってますねぇ!
こんばんは、神恵内といえばわたくし、以前の神恵内の動画でコメントさせていただきました「西の河原で宿泊」をした伊集院です♪
まずは7秒のところの動画でハスの花の群衆がハート型になってますね、素晴らしい❤️
そして、これまで紹介された場所のヒントががところどころに出てますね☺️
知らない場所をいつも紹介してくださるsteelさんに感謝です✨☺️
神恵内のご当地キャラが龍なのは、当丸沼の伝説が元なんですよね🐲🐉
自分が前に一度来たときは、山菜採りだかハイキングの高齢者が大勢いて随分賑やかだったのですが、本来はこんな風に誰もいない静かな場所なんですね。
中々神秘的で美しい沼ではありませんか!
隼さんも沼の美しい女性に出逢って何かお願いをされたりして。
支笏湖方面にも「口無し沼」という沼があるのご存知ですか?
今日も綺麗な映像をうっとり拝見しました。今日はたまたま日東鉱山跡とハヨピラ公園跡を見学に行っていて、明日は何処に行こうかな?と思っていた所でした。参考にさせて頂いて8/14にでも行ってみようと思います🚙💨
今回も素晴らしい映像ありがとうございました(^_^)
昔は何度も通った当丸峠。地図上で沼があることは知っていましたが、「どうせただの沼だろ?」と、一度も見に行った事は無いです。
暇はあるけど行動力が衰えた今は見に行く機会は無さそうなので、鮮明な映像で詳しく公開して頂き、感謝。あまり映像でも当丸沼は見た記憶ない(昔、TVでチラリと紹介されてたような無いような)ので余計感謝しております。
で、感想は?というと、「やっぱ、ただの沼だなぁ」w
当丸沼は勿論、当丸峠さえ通ったことがないので、とても新鮮でした。上空から俯瞰できるドローンこそ、沼地探索には最適ですね。
電子ホイッスルの使い勝手はいかがでしょう? 以前から沢地などで熊鈴が聞こえないのが気になっていた一方、ホイッスルを吹きまくるのも体力を削がれそうな気がしていたので、電子ホイッスル、とても良さそうに見えます。
いつも美しい映像と、ロマンチックな(死語?)動画の構成に感動しています。
私の父方のルーツが積丹方面のようで、祖父の最終的な実家?が、寿都だったようです。統廃合で地名も変わり、現在のどのあたりかを娘と調べている最中です。祖父の何代前かの家長が、村の山を越えた先の娘さんを嫁にもらったとか。(資料が手元に無くて・・・。すみません)
龍神の加護を受けた地域に暮らしていたのなら、凄く嬉しいのですが、ちょっと外れている気がします。
北海道に戻りたいと感じる衝動は、ご先祖様の計らいなのかも…?
長くなりますが、『隼』と見て、心動かされるのは、市内で信号が変わった途端右横を通り過ぎていった、黄緑のバイクがそれこそ飛んでいくように走り抜けて行った感動が、忘れられないからです。
「まさに隼・・・」
軽やかに坂を駆けて行きました。
あの時、一瞬見えた『隼』の文字。
そんな思い入れのあるバイクで、故郷を紹介してくださって、ありがとうございます!!そして、年甲斐も無くときめいておりますww
こんにちは、いらっしゃいませ。
半村人の私は札幌方面に向かう時、当丸峠はよく通ります。多分村人の意識としては、稲穂峠より10分短縮出来る通路という考えですね。
しかし、ここに沼があるのはナビに記載されていたので、知ってはいたものの、実際には行った事はありませんね。共和町の神仙沼とは全然違う雰囲気ですね。続編を楽しみにしています。
当丸沼の調査お疲れ様ですけっこう秘境ですね管理人のおじさんと再会出来なかったのですね🌄🌄🌄
伝説を訪ねる道は、幾つかのスノーシェルターを抜けて霧の中
まるで隼さん1人の世界ですね。伝説の池、当丸沼への道は
木々の緑に囲まれ、水面には蓮の花が咲き小鳥のさえずりに包まれてゆっくりと過ごせる場所
ですね。ドローンで写し出された沼は何となくよどんでいて、
本当に昔竜神様が本当に住んで
いたかも~と思いました。でも
映像のその先は海に続き竜神岬
へ・・・。次回はどんな物語と映像に会えるのかとても楽しみです。