39日目 川湯温泉から摩周湖、阿寒湖へ(No.67 1970年 55000円日本一周自転車旅行)

9月20日 雨が降ってるせいか足元がめっぽう冷たい。体を丸めて再び眠って早朝6時に目が覚めた。昨日雨が降りそうだと予想してテントの廻りに溝を掘ったのでテントの中に雨の侵入は防げたようだ。テントから外に出ると雨が降ったのかと思うような雲一つない青空だった。テントを畳んで川湯野営場から摩周湖に向った。摩周湖までの道は厳しい坂道だった。摩周湖の第三展望台に到着した時は腹ペコで売店などが有るかと期待したが湖だけだった。摩周湖は霧が多いようだがこの日の摩周湖は霧もなくとても青かった。展望台の反対側は屈斜路湖、美幌峠、硫黄山、川湯の町等が一望のもとに見渡せた。お腹もすいて摩周湖の第一展望台より一気に下って弟子屈町で腹拵えをして阿寒湖に向った。日曜日なのか観光バスがやけに多い。風も無いのに土埃が凄い。峠を登っていると夫婦連れの人が車を止めてこの先は大変だから乗せてやろうと声を掛けられた。言葉に甘え軽トラックの荷台に自転車を積んだ。荷台でガタツク自転車を押さえながら20kmほど乗せてもらったが凄い坂道で助かった。車を降りてお礼を言って阿寒湖に向った。シーズンオフなのか北海道の湖はテントも人影も無かったが阿寒湖は沢山のテントが張ってあった。今日は阿寒湖にテントを張って一泊することにした。50年前のアルバムにそんな事を書いていた。
布施明さんの「霧の摩周湖」が自転車旅行の4年前の1966年 に発売されていて何度か歌も聞いていて摩周湖は霧で覆われて見えないかと思ったが霧ひとつなくラッキーだった。

音楽はyoutube オーデオライブラリのMorning Mandolinです。

なんでも動画 久常

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