【半隠遁ラジオ】 高知周遊記 紀貫之編
諸君、休息は許されない。なんこく市を駆ける。ここからは、高知での市街戦になる。山岳戦とは違い、多くの交通量がある。道路も広大で、店舗も充実してきている。このなんこく市を陥落させるには、多くの労力を必要とするだろう。次なる征服地は、
「土佐国司館跡」。「紀貫之邸跡」。平安時代の貴族、歌人、作家。
930~35年、国司(国のトップ)として土佐へ。
帰京の際の日記「土佐日記」。
英傑たちの歌声「古今和歌集」の作成にも携わる。
土佐の長官!
気高き貴族!
歌人の王!
さあ、戦いの時!
民俗資料館を脱出し、貫之の旧跡へ。車で15分ほど。広々とした田園に残された歴史。のどかな景色に、静かな時が流れる。そこに整備された広場が現れる。土佐国の本拠地がここに。そして、紀貫之もここを中心に、政治を取り仕切っていた。多くの官僚と共に。整備された庭園には、建築物がない。そのため、自分の想像力を発揮するしかない。だが、無限に妄想が膨らんでいく。過ぎ去った歴史に思いをはせる。政治と文化の中心。当時の人々の生活はどのようなものであったか。階級の高い人物の生活は、様々な文物に残されている。歴史に名を残さなかった人々の生活はなかなかに難しい。発掘調査から知ることができるが、想像に頼る必要もある。どのような価値観を持っていたのか。何を目的に生きていたのか。哲学的な問い。生きることに精一杯だったのだろうか。多忙は気持ちを紛らわせる。整備された庭園に感激する。青空と緑の楽園。緑豊かな地で、歌を綴る。この庭園も、歴史を大切にする人々によって保存されている。無料で体験できることに感謝だ。歴史を語り継ぐ人々の功績。今は想像することしかできない、当時の生活。旧跡を歩き、思考を深める。過去、現在、未来、どのような歩みをしていくのか。なぜ、どうして、どのように、何を、誰が、いつ。
・紀貫之の作品。
「土佐日記」。土佐から京都までの日記。
「貫之集」。貫之個人の作品集。
・紀貫之の短歌。
人はいさ。 心も知らず。 ふるさとは。 花ぞ昔の。 香ににほひける。
人の心は分からないが、なじみの場所に咲く花の香りは昔と変わっていないなぁ。
吉野川。 いはなみたかく。 行く水の。 はやくぞ人を。 思ひそめてし。
吉野川の急流のように、突然にあの人に恋してしまったよ。
・自作短歌
時間こそ。 人の命と。 思い知れ。 このともし火は。 いずれ消え去る。
土佐国の。 歴史に想い。 はせてみる。 今も継がれる。 貫之の跡。
偉人の地に立ち、自分も創作を試みる。楽しいものだ。歴史学習の醍醐味。今の心境を表現してみる。そこに、新たな気づきが生まれるかもしれない。気づかなかった本心。少し内省的になってみる。歴史は己を映す鏡とも言われる。歴史に学び、生きていく。これも一つの生き方か。どの選択をするかは自分次第。自己責任の世界、か。・文字で自分を表現する
もやもやを文字化、整理
新たなアイデアの発見
文章の美、1つの芸術
自分だけの世界と作品
極限まで洗練した文章
自己世界への没頭と陶酔
平安の歌姫:紀貫之に迫った。創作意欲が刺激され、いいモチベーションをもらった。先生、私もまだまだクリエイティブに生きていく。
諸君、無事、攻略を完了した。次回はいよいよ、高知の本丸、「高知市」へと進撃する。心してかかろうじゃないか。「土佐のオトコたち」を撃滅する時。
おお!平安の歌姫!
もののふを鎮める大和歌!
我が心に沁み渡る!