古い町並  高槻市唐崎  大阪府

古い町並  高槻市唐崎  2024.12.29撮影
唐崎は淀川右岸、芥川が淀川に注ぐ右岸に位置する低湿地である。
地名は古代唐船の停泊した河岬(サキ)に由来するとの説がある。
文明頃(1469~87)には蓮如が山科から湯山(有馬温泉)に湯治に行った際「からさきの渡し」で淀川を渡っている。
淀川沿いに大坂街道が通り、集落中央を茨木街道が東西に通る。
慶長10年(1605)の摂津国絵図には「唐崎村」とみえ、高677石余。

唐崎浜には京伏見過書座支配下の淀川過書船の荷船問屋があって、元禄期には過書株として尼崎組法花藤兵衛(半株)と中越組築山五郎右衛門(一株)があり唐崎浜を支配し、大坂~伏見間の荷物運送に携わっていた。
明治9年の人数は1,051人とある。

唐崎は淀川右岸の水害多発地で、明治元年・明治29年・大正6年に大きな被害を受けている。

集落の中央部を東西に旧茨木街道が通っているが、それ以外の集落内の道は細く、不規則に丁字型に折れ曲がっている所が多く、軽自動車がやっと通れる道が多い。
そんな中で「唐崎の段蔵」として名の通った土蔵の連なった所が見られた。

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音楽:中北音楽研究所

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