20250102吉野山
今年の初詣は吉野山です。まず銅の鳥居をくぐります。銅と書くのですが、「かねのとりい」と読みます。
吉野なる 銅の鳥居に 手をかけて 弥陀の浄土に 入るぞ嬉しき
修験道で大峰奥駈をする新客はここで秘歌を唱えて修行に入ります。秘密の歌なのですが、堂々と鳥居の前に書いてあります。
今日は、水分神社まで行くので、食堂に入りました。これは柿の葉寿司と葛うどんのセットです。豪華で美味しい。
奥千本から見渡す吉野山は蔵王堂を中心とした宗教都市です。桜の季節に来たいです。四月中旬の蔵王権現に桜の開花を知らせる花供懺法会の頃。
蔵王道から一時間ほど長い坂道を歩くと水分神社につきました。豊臣秀吉が祈願すると秀頼が生まれました。秀頼はこの社を寄進します。慶長九年に寄進の湯釜も残っています。ここにはしだれ桜があり桜の季節は見事です。
今日の行程を国土地理院の地図にするとこんなルートです。もうへとへとになりました。桜の季節なら最高かも。
蔵王堂に着く頃には日差しは西に傾いていました。境内の桜の木は冬枯れ模様。でも、寒さにパワーを貯めて全身で桜色になろうとしている最も命の息吹を感じる時節です。
宮内庁献上の三色団子。桜餅に草餅。疲れた体に甘さが染み渡ります。
パソコンで読んでいるので一部間違った読みをします。
水分神社 みくまりじんじゃ