『声を束ねて』〜沈黙は日ごとに解けていくように一人ひとりと声を束ねて〜お話:三原由起子さん(歌人)@カエルハウス 2024.12.8
『声を束ねて』
〜沈黙は日ごとに解けていくように一人ひとりと声を束ねて〜
福島原発刑事訴訟支援団の最高裁への要請行動後の集会で、三原由起子さんの歌と出会いました。
『土地に呼ばれる』という歌集とは、ずっと以前に、いわき市の温泉宿「古滝屋」の部屋で出会っていたはずでした。薔薇模様の表紙に見覚えがあります。
なぜ手に取らなかったのだろう、もっと早く三原さんの歌に出会えなかったのだろう、と後悔しています。
支援団の集会で出会った三原さんの歌は、どれも瑞々しいのに、原発事故後は狂おしく、ヒリヒリと痛みが伝わってくる歌に変化していく様子があまりに辛く、目が離せないのです。
〜帰る人、帰らない人、帰れない人を抱きてわが浪江町(まち)はある〜
〜復興と言われてしまえば本当の心を言葉にできない空気〜
〜ふるさとは小分けにされて真っ黒な袋の中で燃やされるのを待つ〜
原発事故後に詠んだ歌について、そして事故前に詠んでいた歌について、一つ一つにどのような思いが込められているのかお聞きしたい、と企画しました。
ぜひ、三原さんの歌集を手に取って、何度も何度も繰り返し読み返してください。原発事故前と、事故後の浪江町が、目の前に浮かんでくるような思いになります。(片山かおる)
お話:三原由起子(みはら・ゆきこ)さん(歌人)
1979年福島県双葉郡浪江町生まれ。
2002年共立女子大学国際文化学部卒業。
2013年第一歌集『ふるさとは赤』(本阿弥書店)を出版。
2021年新装版歌集『ふるさとは赤』(本阿弥書店)を出版。
2022年第二歌集『土地に呼ばれる』(本阿弥書店)を出版。
現在、日本歌人クラブ参与、現代歌人協会会員。
日時:2024年12月8日(日)14:00〜16:00
場所:市民交流スペース カエルハウス(小金井市中町4-17-11)
主催:カエルハウス運営委員会