【こなたかなた紀行】菊陽町 鼻ぐり井手
2024.11.21
熊本県菊池郡菊陽町の「鼻ぐり井手」。
独特な形状に非常に驚いた
「馬場楠井手の鼻ぐり(ばばぐすいでのはなぐり)」、
通称「鼻ぐり井手」。
こんなものが残っているなんて、本当に感動しました。
鼻ぐり井手とは菊陽町馬場楠の白川取水口から
熊本市の東海学園前駅近くまで続く
約12.4kmの農業用水路で現在でも使われています。
築造は加藤清正の肥後統治時代(慶長13 年(1608)ごろ)と伝えられています。
井手(いで)とは人工的に作られた水路のこと。
鼻ぐり井手が作られたことにより、作付面積が増えました。
鼻ぐり井手には水を通すトンネル状の溝穴が
当初は80 か所ありましたが、
現在は24か箇所を残すのみとなっています。
岩盤掘削時に一部を壁のように残し、
その下部に半円型の高さ約2m の穴をくり貫いて
トンネル状にしています。
水流が穴の壁にぶつかった際、
渦が巻き、土砂を排出させ、
川底に土砂を溜めないという仕組み。
穴の形が牛の鼻輪(はなわ)を通す穴(もしくは鼻輪本体)に似ていることから
「鼻ぐり」と呼ばれています。
上から覗くと、確かに渦を巻いていました。
不思議な不思議な土木遺産です。
*菊陽町役場HP参考