万呂の獅子舞(本祭) 2024/11/23, 和歌山県田辺市
ネットで「寝獅子」・「うかれ」と記載があったので、小松(石川県)の「寝獅子」となにか繋がりがあるのかなと来てみた(==;)。けれど・・・
その節は、好い獅子舞を観させて頂き、さらに貴重な資料を頂戴し、感謝申し上げます(_ _)
ー動画ー
道中舞
本社舞
小宮の舞
社務所舞・終りの舞
お礼の舞(ちょろっと)
ーメモ(資料※1も踏まえ)ー
他には、「奉告舞」、「墓前舞」がある様子。見逃した・・・・
万呂で気づきましたが・・・舞の数や曲数を聞くのは間違っていました・・・
■本社舞:「幣の舞」、「しずかの舞(寝獅子)」、「天狗の舞」、「お多福の舞」、「二人舞」、「うかれ獅子・華の舞」、「ほしかろ」、より構成されるとあり。
■小宮の舞・・・社殿の両側にある小宮の前で、二手に分かれ同時に舞う。大昔は、順番に舞っていたがいつの時からか同時に舞うようになったとのこと。
■社務所舞:道中太鼓から入り、幣の舞~華の舞へときたところで「刀取り・ごしゃく(剣の舞)」へと。最後に「終りの舞」で締めくくり。
※お礼の舞・・・終わっっちゃったと車に戻り、資料を読んでいたら・・・まだやんと。しかも太鼓の音が・・・慌てて戻ったけれど始まっていたので、また今後と。下地まわしも観ないと💦
大昔、「上万呂村」「中万呂村」「下万呂村」と分かれていて、それぞれ、地区の神社に獅子舞を奉納していたとのこと。各村がどんな獅子舞を舞っていたかは、今となっては不明とのこと。
神社の合祀→村の合併→いろいろあり獅子舞も統一(上万呂の獅子舞を主に、中万呂、下万呂の好い所を取り入れ、今に至る様子。)
紀伊では、おおきく曲獅子を主とした伊勢獅子、平舞を主とした古座獅子に分かれるのかな?
※ネットで、古座獅子は、伊勢太神楽より派生したともあったり。素人目には、なるほどと想いつつ、その分岐の根拠が他県で観られるのではと・・・考えてみたり。
他に、和歌山では、御坊獅子、藤白獅子と別系統の解釈もあるみたい。
さらに御坊獅子-日高川系・・・等々・・・深い・・・
あと資料には
【「一人立ち」・「二人立ち」・「むかで獅子」の三様式に分かれる(『宮内熊野の獅子祭り』より)。万呂は「むかで獅子」に分類される。】とあった。。。。けれど、違うんじゃないかなぁと。「むかで獅子(百足獅子)」と呼称する要素が異なるので「むかで獅子(百足獅子)」では無いのでは?違う総称がふさわしいのでは?とも思いつつ・・・・新しい総称を生み出して欲しいなぁと、生業にしている先生方に期待。
因みに、「二人立ち」は基本、2人で一頭の獅子を演ずるものを指すが、芸態によっては複数人入るという括弧書きがつく解釈もある。ネットでも、むかで獅子は全国あちこちに観られるという記事もあるが・・・3、4人以上、胴幕に入れば「むかで獅子」と一律に論ずるのは間違った解釈かと想ったり。
※1:「万呂の獅子舞保存会結成30周年記念誌 万呂の獅子舞 」万呂の獅子舞記念誌編集委員会, 平成20年9月