【のんびり自転車旅】加古川から姫路へ!子供の頃の思い出の鹿嶋神社を再訪し、街並みを楽しむ旅
加古川という町は、ちょっと不思議なところ。パッと見は、子育てに良さそうで、穏やかな暮らしができそうな場所なんだけど、どこかしら少し寂れた感じが漂っている。それが私にとっては、ちょうど良いバランス。落ち着きがありながら、少しだけ「時代に置いていかれた感」があって、それが妙に心地良い。そんな加古川から、今回の自転車旅が始まることにした。本当はもっときりのよい明石市からスタートしても良かったんだけど、なんせ昨日まで韓国に行っていたからね。この旅のハイライトはやっぱり鹿嶋神社。ここはね、私にとって特別な意味を持つ場所。高校受験の時、おばあちゃんに何度もここに連れて行かれて、願掛けをしたんだよね。でも、まあ、その願いはあっさり叶わなかったわけで。今振り返ってみると、結局どこの高校や大学に行くかなんて大した問題じゃなかったって思うんだ。というより、もはや本人の努力さえ関係ない。そう、すべては遺伝子次第。生まれ持ったものがすべてを決める。なにより一番驚いたのは、懐かしのダルマだ。動画にも映っているよ。あれをよくさすった記憶が鮮明に蘇ってきた。何度もおばあちゃんがさするのを見よう見まねで願ったあの瞬間を、いまだに覚えている。いや思い出した。今となっては、願いが叶うかどうかなんて関係ないけれど、その行為自体が当時の自分には大切だったんだろうなと思う。
