登山者が知っておきたい「クマ対策」について、東京農業大学の山﨑晃司教授に教えていただきました。
クマは増えているのか?クマはどんなところにいるのか?
クマに遭われないようにするには?襲われそうになったらどう対処したらいいのか?
人を襲うクマが増えないようにするために、私たちにできることは?
クマに関するさまざまなギモンに答えていただきました。
【目次】
00:00 OP
01:14 2024年の登山における主なクマ被害と近年の傾向
11:45 クマは1年をどのように過ごしているのか (クマは森林限界まで上がってくる?)
17:05 クマに遭わないようにするには
24:05 クマに遭遇したときの対処法
30:34 さいごに
※訂正:20:59のヨセミテ国立公園での例は、正しくはイエローストーン国立公園での例でした。
【山﨑晃司さんプロフィール】
東京農業大学地域環境科学部森林総合学科 教授。日本におけるクマ研究の第一人者。動物生態学・保全生態学を研究。日本クマネットワークの元代表で、現在は普及啓発委員会委員長。アフリカでのライオン研究の経歴も。著書に『ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線』(フライの雑誌社)、『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』(分担執筆、小社刊)など。
『ムーン・ベアも月を見ている クマを知る、クマから学ぶ 現代クマ学最前線』
『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』(分担執筆)
https://www.yamakei.co.jp/products/2820049110.html
【クマ対策用フードコンテナ(ベアキャニスター)/画像提供】
ハイカーズデポ
https://hikersdepot.jp/
商品紹介ページ
BEARVAULT
【撮影・編集】
uphill works Inc.
【WEB】
https://www.yamakei-online.com/
【SNS】
Facebook:https://www.facebook.com/YamakeiOnline/
X:https://twitter.com/YAMAKEI_ONLINE
35 Comments
最後の話が有益だけど
エグすぎる笑笑
熊博士さん
熊の生息数が増加している最大の理由は、30年以上に渡る鳥獣保護法による熊の保護政策が最大の原因である。
謂わば行政とアイゴー団体などのマッチポンプの愚策以外に他ならないのでは?
林業の衰退も海外の安い材木に太刀打ち出来ないからです。
日本の場合は戦争時による森林資源を利用しなければならない背景と、それを補う為の植林も出来る限り致しました。
森に人の営みを取り戻す事が、一番の課題です。
圧倒的に熊(他の野生動物も)が多すぎて、地域産業や農林業の危機に直面している現実から目を逸らさないで頂きたい。
自分は一方的に襲われたので反撃して撃退しましたが、運が良かっただけです
人間が熊のすみかに出没してるんやで。逆やで。逆。
海外ドッキリとかで使われている、スプレー缶を使ったエアホーン、熊にばったり出会ったときにあの爆音は有効かなぁ?🧐
お山は勿論 熊のものでもあるので、いつもお邪魔しますーー、と思いながら歩いてます
1秒に2回くらいチャリンチャリン鳴る鈴➕ときどきストックをカチカチ打ち合わせて警告➕人でもミストを吸うとケホケホなる虫除けスプレーを手脚にかけて武装。
この3つは欠かさずに、聴覚嗅覚に秀でたクマさんのエリアにお邪魔します、ウザくてごめんねーって感じだけど。
プラザ合意以来、日本の林業が衰退したのも、限界集落の増加と同等に生息域を拡げていると思います。
野生動物って、こっちの殺気を敏感に感じ取りますよね。
山道を曲がったら5メートル先に黒い雄カモシカが突っ立ってこっちを見ていたので、友達に会った時みたいに「やあ」と声をかけたら静かに森の中に消えて行った。
ベトナムでは、熊の乱獲により、頭数が減少中。保護施設も有るが不十分。進行する伐採や石伐、道路工場建設と動物には厳しい環境。自然保護に関心が高い日本や諸外国は、人間も動物も恵まれている。
犬や猫も同じだ。恐怖心が募れば防御か応酬だ。犬相手に観察と対応策考えたら。
北米在住の者です。日本製熊スプレーは分かりませんが、北米製のものは人間にとっても非常に刺激臭が強く、なかなか匂いが取れません。自分が風上に居て風下に向かって1秒程度の噴射をしただけでも、その場から離れないと後から咳き込みや目の痛み、呼吸困難に陥ります。ですので試しにとは言え、空中へ向けての試し散布は絶対にやめたほうが良いです(当方何度も経験済み)。また1秒ほどでも散布すると、付近の20-30mのエリアであっても10分位刺激臭が取れません。ですので裏庭であっても住宅密集地内であるなら、試し噴霧は避けたほうが無難です。参考まで、
先生にうかがいたいのですが、ツキノワグマはだいたい体長1メートル前後です。しかし襲われた人達は、しばしば頭や顔を攻撃されて負傷しています。中には眼球をやられて失明する人もいます。
ツキノワグマ(ヒグマも)はどうやって人間の顔や頭を攻撃するのでしょうか?2本足で立ち上がる?ジャンプしてとびかかってくる?人間が倒れたところを攻撃する?
捕獲という曖昧な言い方ではなく捕殺と言うべき 何に遠慮するのか はっきり事実を言うべきと思う
ペトロパブロフスク羆事件
分かり易く、役に立つお話でした。 共有していきたいと思います。 ありがとうございました。
40年前は本州の山に登る機会があり、北海道ではソロツーリングを近年は毎年行っておりましたが、数年前からやめました。
秩父山地のある埼玉県人ですが、千葉県民なのでクマはおりませんので気楽です。猪、鹿、キョンには注意ですが、生活圏にはおりません👍
つい最近、上野動物園に行ったとき熊のエリアで熊が吠えて怒っていたのを間近に見て、しかも熊のエリアだけ特に獣臭がキツく、想像以上に熊は恐ろしい生き物だと実感した。それまでは山で熊に出会っても俊足の自分なら何とかなると甘く見ていたのが本当に恥ずかしい。もし山で熊に出会ったら何とかなるなんて自信はまるでない😂
とても勉強になりました。
日本もテント場では熊缶(ベアーキャニスター)必須にした方がよいかもね。重さが増えるから縦走時は持ち歩きたくはないけど😅
熊のいる所にわざわざ行ってるんだから熊からしてみれば敵に見えるよね! 趣味とはいえ人間が悪いですね。
熊より人間が増えすぎて害獣化してるでしょ
この女性司会者、仮にも農大行って山登ってる人がそんなことも知らないはずないじゃん。
おばかさんのふりしなくていいんだよ?
やっぱり丸山さんの声が落ち着いていてとても聞きやすいなーと思いました。
車に戻って着がえようとしたら川対岸10㍍の所て熊がこちらを見ていました。静かに見つめ合った後、踵を返して森に消えていきました。多分先にこちらを見つけていたと思われます。営林署によると年20件ほど遭遇するらしい。
丸山さん、まだまだ男性社会の登山界で貴重な若い女性。同じ女性として応援してます!
むかしは、山渓の地図頼みでした!スマホもなかった!
外国では熊はほとんど駆除されいて、保護しているのは日本位ではないでしょうか。それで日本は熊が増えすぎてとくに東日本では危険で山にもなかなか行けません。安全のため熊の保護はやめて駆除すべきだと思います。
観光地京都でも熊出没。
京都府警によると、2024年11/29日午前3時30分ごろ、京都市右京区御室大内にクマが出没したと云う事です。
これだけ被害が増えているのだから、野生動物(野生化した動物)の駆除は必要ですね。 熊は勿論の事、鹿、アライグマ等々。
北海道高原温泉は2年前散策しましたがかなりクマの糞率が高く、非常に危険なコースだと思います。
今現在、猟友会問題も深刻ですのでお金儲けも大事でしょうが、数年間は閉鎖すべきです。
危険過ぎます。
森林減少によりエサが減って人里に下りてくるというよく言われる説は間違いだということですね、勉強になります。
一応、可能性としてはあり得るので、念の為尋ねますが、
クマ、絶滅させちゃダメですかねえ?
正直、要らないんすよねー。
絶滅しても、困らないんすよ。
当方長野県民です。
昭和ぐらいまでは山村や山里で猟犬や番犬を放し飼いしていたのが、今は犬の放し飼いがほとんどなくなった。
それもクマが出やすくなった原因の1つですよね。
北海道は、旅行者が消える。毎年2桁~3桁消える。多分クマに食われて骨も残らない。北海道庁や各市町村のクマ目撃情報では数千件に上る。
別に増えているわけではない。人間の味を覚えたクマは、クマよけ笛や鈴や音で人間を狙って近づいてくるので、一般論は通じない。
以前は山に憧れる事もあったが、人間がクマにカジカジされてる動画を見てから、怖くて考えなくなった。
山に行く人は、「山はそもそもクマの領域」と思った方が良いのではないか。