人口3700人あまり、大雪山のふもとの上川町に誕生した小さな酒蔵。
5月23日、初めての酒造りが始まります。年間に作る量は60キロリットルと一升瓶にして3万本あまり。酒米は全て北海道産を使い、10キロずつ洗います。全ての酒を大吟醸と同じ贅沢な手のかけ方で作ります。
試験醸造に使う米は去年取れたもの。使い慣れた道産米とはいえ、見極めが難しい仕事です。
そんな最中―
この日が初出社のスタッフが出勤。いきなり酒造りに借り出されます。
初めての蒸し。酒造り開始ののろしを上げているようです。
秋から始まる本格的な仕込みに向け、杜氏にとっては腕の見せどころでもあり、忙しく、充実した日々も始まります。
初仕込の日、隣町では酒米の田植えが始まっていました。
愛別町では伏古地区などのおよそ70ヘクタールで吟風や彗星などの酒米を生産。道外の酒蔵でも使われるようになりました。