紅葉の季節に、佐賀県佐賀市の東与賀海岸シチメンソウ群生地に海の紅葉を、鹿島市の祐徳稲荷神社に紅葉を見に行きました(2023年11月10日)

紅葉の季節に九州を旅し、佐賀県佐賀市の東与賀海岸シチメンソウ群生地に海の紅葉を、佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社に紅葉を見に行きましたので、その様子を紹介します。
 シチメンソウは、高さ20~40㎝のアカザ科の1年生草木で、国内では有明海沿岸の干潟だけに自生する絶滅が危惧されている貴重な塩生植物です。成長の過程で色の変化が見られ、秋期には鮮やかな紅紫色になり、海岸を真っ赤に染め上げます。まるで、紅葉のように色づく沿岸風景は、「海の紅葉」と呼ばれ、有明海の風物詩となっています。佐賀市の東与賀海岸は、有明海に面した干潟の海岸で、シチメンソウの群生地となっています。
 鹿島市の祐徳稲荷神社は、京都府の伏見稲荷、茨城県の笠間稲荷とともに日本三大稲荷に数えられているそうで、商売繁盛、家運繁栄、交通安全、縁結びなどのご利益があると信仰されています。祐徳稲荷神社の本殿は、地上18メートルの山の中腹にあり、京都の清水寺に似た舞台作りとなっています。秋の季節には本殿の前の大イチョウが美しく色づきます。祐徳稲荷神社には日本庭園もあります。1年を通していろいろな花を楽しめる美しい庭園で、牡丹、朝顔、花菖蒲、紫陽花、秋には紅葉で色づくなど、四季を感じながらゆっくりと散策できます。

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