アーカイブ ~平成24年2月 福島県下郷町 冬の大内宿~
この作品は、福島県下郷町にある、今なお江戸の風情が残る「大内宿」の雪景色をHi-Vision映像により紹介するものです。当地は、会津-江戸ルート(現在名:会津若松市-会津美里町(旧会津本郷町)-下郷町大内-田島町-日光街道経由-東京都)の宿場として、江戸時代初期(西暦1943年頃)に開設されたと言われています。会津-江戸ルートは当時5泊6日もかかったようですが、会津若松まで5里(約20㎞)の大内宿には本陣が設置され、参勤交代、米などの物流の拠点となったようです。しかし、その後幕府命により参勤交代が白河街道経由となったため、主に物流専用経路になり、さらに天災による通行路の崩壊などで次第に代替えルートであった会津中街道に取って代わられることとなったようです。また、明治維新以来道路の整備が進み、大川(阿賀川)沿えのルート(現R121)が整備されるとさらに宿場としての役割も薄れてしまったようです。このことから、近年一時的に近代化の波に押しつぶされようとしましたが、地域の人々の熱い努力によって街並みは見事に温存され、人々の郷土愛によって大切に管理・保存されています。このことによって、昭和50年に国の伝統的建造物群保存地区に指定され、現在、四季を通じてイベントが開催されることなどから、年間観光客の入込数が100万人を超える本県では有数の観光地となっております。
小生の「福島の滝、一本桜、祭り、自然風景」などを紹介しているメイン・チャンネルがありますので、こちらもどうぞ:https://youtu.be/ltFWAFSyiAk
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