再訪3中心市街地067・・岐阜県岐阜市(2024年03月)
2021年7月以来、2年8ヶ月ぶりの岐阜市。柳ヶ瀬グラッスル35がオープンした約半年後にタカシマヤの閉店が発表された。閉店理由は建物の老朽化などと報じられたが、店内を歩いて感じたことは、店舗面積26,000㎡の12フロアということで各階が狭く、もしもワンフロアが広ければ、もう少し違った展開になっていたのではないかと思う。オープンから約1年経つ柳ヶ瀬グラッスルに空き店舗があった。柳ヶ瀬の場合は分からないが、全国で見られるオープン当初に空き店舗を抱える再開発ビルは、地権者優先の為の店舗となることから家賃や面積がニーズと合わず、計画段階から希望的観測に陥りがちになる。2020年10月に閉店したドン・キホーテ柳ヶ瀬店は、その後も空きビル状態が続き、このままではビルの劣化の進行が危惧される。街はある程度のスクラップ&ビルドで新陳代謝を上げていかなければならない。
2014中心市街地探訪004・・岐阜県岐阜市
再訪1中心市街地020・・岐阜県岐阜市(2017年11月)
再訪2中心市街地042・・岐阜県岐阜市(2021年07月)
【柳ヶ瀬グラッスル35】00:38
地下1階、地上35階建て、高さ132m、延床面積58,000㎡の複合ビルで、「高島屋南地区第一種市街地再開発事業」として、令和5年(2023年)3月にオープンした。場所は北側に高島屋、西側には金華橋通り、東側の一部は柳ヶ瀬商店街に面する岐阜の中心部の一角。ビルの地上1階と2階の商業施設には、大垣共立銀行、Vドラッグ、カフェ、飲食店、事務所、3階は健康・運動施設と保健センター、4階には子育て支援施設、5階以上のフロアは総戸数335戸の分譲マンション「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」。
【岐阜タカシマヤが閉店】01:42
店舗面積26,117㎡、地下1階から地上11階までを営業フロアとする百貨店で、2023年2月期の売上高は132億500万円。同店は、昭和52年(1977年)9月にオープンし、1992年には約250億円を売り上げ、近年では県内唯一の百貨店として営業していたが、建物の老朽化などの理由により、令和6年(2024年)7月31日に閉店することになった。