松伏神社ささら獅子舞2024

埼玉県北葛飾郡松伏町 松伏神社ささら獅子舞 2024年7月14日

●松伏神社(まつぶしじんじゃ)
埼玉県北葛飾郡松伏町の神社。
創建年代は不明だが、江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』に掲載されていることから、
少なくとも江戸時代後期には既に存在していたものと推測される。
明治期に周辺の6社が合祀され、その際に「松伏神社」に改称した。
1982年(昭和57年)、県道19号線拡張工事のため現在地に移転。

●ささら獅子舞(町指定無形民俗文化財)
松伏神社に古くから伝わる民俗芸能で、
正保3年(1646年)の「ささら獅子舞の免許状」(町指定有形文化財)と共に、
松伏神社に伝えられる民俗芸能です。
越谷市の「下間久里の獅子舞」(県指定無形民俗文化財)の流れを汲みます。
埼玉県東部地区でよく見られる3頭立ちの獅子舞で、
獅子は大きいものから順に「太夫獅子」、「中獅子」、「小獅子(メスの獅子)」
と呼ばれ、一番大きな「太夫獅子」の頭の角の根元には小さな穴があり、
雨乞い祈願を行う際には、この穴に1滴の水を入れて舞うと伝わっています。
<ささら獅子舞のいわれ>
昔、洪水の時に、古利根川の上流から箱が流れ着き、
その箱の中に御幣と獅子頭が入っていたものを、外河原の人たちが拾い上げ、
八幡社に祀ったと言い伝えられています。
八幡社は、明治42年に香取神社に合祀され、名前を現在の松伏神社と改めました。
五穀豊穣と悪疫退散を目的に始まったこの「ささら獅子舞」は、
現在もささら獅子舞保存会により引き継がれ、
毎年7月には松伏神社、8月には宝珠院で上演されており、文化祭などにも出演しています。

●大落古利根川(おおおとしふるとねがわ)
埼玉県を流れる一級河川。
利根川水系中川の支流で、流路延長は26.7キロメートル。
江戸時代以前は利根川本流がこの河道を流れ東京湾へ注いでいた。
葛西用水路(起点)
青毛堀川、中落堀川、備前前堀川、備前堀川、姫宮落川、笠原沼落、隼人堀川
古隅田川、旧倉松落(幸松川)、弥太郎第1雨水幹線、八間堀悪水路、中川(終点)
多くの落とし堀を合流させて終点(中川)に向かいます。
川沿いでは、桜祭りや灯籠まつり、鷲宮神社夏越祭などが行われます。

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一番大きな「太夫獅子」の角の根元には、小さな穴が空けられていて、
雨乞いの祈願を行う際には、そこに一滴の水を入れて舞うといわれています
これからの日照りに備えて、少しでも雨が降るよう祈願しました
この辺りは、昔は広大な田園地域でした
米の収穫と密接に結びついた風習
そうした文化に触れることが出来ました

※引用 松伏町ホームページ、松伏町文化協会、彩の国埼玉県、Wikipedia

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