【穂高神社 御船祭 2024.9.27】海から遠く離れ、山に囲まれた安曇野の地で受け継がれている船と船がぶつかり合うお祭り。勇壮な祭りのクライマックスは迫力満点です。

【穂高神社 御船祭 2024.9.27】海から遠く離れ、山に囲まれた安曇野の地で受け継がれている船と船がぶつかり合うお祭り。勇壮な祭りのクライマックスは迫力満点です。

御船祭りとは、安曇野市にある穂高神社で毎年9月26日(宵祭)、27日(本祭)に開催されるお祭りです。見どころはなんと言っても27日の本祭で16時頃に行われる「山車のぶつけ合い」です。

船の形をした「御船」と呼ばれる山車は木の枝を組んで作られており、その上にカラフルな布や紅白の垂れ幕がかけられ、長さ12メートル・高さは6メートルほどあります。中央の上部には歴史や神話のひと幕を表現した穂高人形が飾り付けられています。中は空洞で人が4名ほど入っており笛や太鼓やかねでお囃子を奏でます。

そして、この大きな船形の山車2台が境内で勢いよく豪快にぶつかり合います。木がきしんで折れるような音が衝撃とともに伝わります。間近で見るとその迫力に圧倒されます。

しかし、「海無し県」と呼ばれ、およそ船と縁遠い信州長野の安曇野市で船をテーマとしたお祭りが毎年開かれるのって考えてみると不思議ですね。

「御船」の起源は、穂高神社が安曇(あづみ)族の祖神である海神を祀り、古代北九州に本拠があった安曇族が海洋に親しみ、海運を司った事を讃えているといわれています。

その昔、北九州を拠点とする海族の「安曇族」が信州安曇野地方に移住して、この地を治めていたことに由来すると言われています。さらに、古代の信州は海や巨大な湖が近くにあったとかなかったとか・・・いずれにせよ興味深いです。

お船祭りは、江戸時代の中頃以前から行われていたという記述がある古文書も確認されており、かなりの歴史があるお祭りであるようです。

(00:00)お船祭りスタート
(14:34)1回目のぶつかり合い
(15:42)2回目のぶつかり合い
(16:44)3回目のぶつかり合い

#穂高神社#御船祭り#安曇野市

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