平泉【世界遺産 中尊寺】Exploring Japan’s Golden Buddha: The Splendor of Chūson-ji Temple

#中尊寺 #平泉 #岩手
五月雨を降り残してや光堂 松尾芭蕉

岩手県平泉の中尊寺を散策しました。中尊寺は12世紀初め、奥州藤原氏初代の清衡公によって造営されたものです。14世紀に堂塔の多くは焼失しましたが、金色堂をはじめ、平安仏教美術の文化財(讃衡蔵に収蔵)が残っています。どちらも内部は撮影禁止です。サムネイルは中尊寺のHPからダウンロードしました。

金色堂は覆堂の中のガラスの中にあります。名の通り、すべて金箔で覆われた金色で、随所に螺鈿細工や蒔絵、精緻な彫金が施された素晴らしいものでした。三基の須弥壇の上には、それぞれ阿弥陀如来、両脇に観音菩薩と勢至菩薩、さらに6体の地蔵菩薩と持国天・増長天が囲んでいます。この仏像形式は珍しいそうです。また金色堂は霊廟でもあり、中央の須弥壇の清衡公をはじめ、あと三人のご遺体が実際に収められているそうです。以前の覆い堂は金色堂を過ぎた、芭蕉像の先にある、もぬけの殻になっているお堂です。

巨木がそびえる参道のあちこちに小さな堂宇があり、雨上がりの午前中にぐるりと一周して撮影しました。

お昼に駅前の「芭蕉館」で有名な「平泉のわんこ蕎麦」を食べてから、これまた世界遺産の「毛越寺(もうつうじ)」の広大な「浄土庭園」と隣の「観自在王院跡」の水辺を散策しました。こちらもすばらしいので、ご覧いただけたらと思います。

1 Comment

  1. こんにちは。平泉中尊寺、名前だけは知っていましたが、とても歴史を感じる素晴らしいところですね。雨上がりというのもとても良い感じで、太陽の光が差し込む様子もとても印象的でした。日本にはまだまだ歴史を感じることができる素晴らしいところがたくさんありますね。

Write A Comment