今回のご案内は、北陸随一の景勝地の鶴仙渓になります。
こおろぎ橋から黒谷橋までの約1.3km区間の渓谷です。
この短い区間に様々な自然の表情があり、またそれぞれの特徴に魅力のある3本の橋がございます。
その他、芭蕉堂、東山神社、鶴仙渓川床、採石岩、道明ケ淵などの魅力のあるポイントが多数点在しています。

鶴仙渓の名前の由来は、一説には、明治時代の書家、日下部鳴鶴が好んだ渓谷に由来しているとも言われていますが、昭和初期まで鶴仙渓の名前があらゆる書物に記載はされていないため、正確には判っていません。

渓谷内には、多くの奇岩が見られ、黒谷橋近くでも遊歩道から確認できます。

3つの個性的な橋は、江戸時代を代表する、こおろぎ橋、昭和を代表するあやとり橋、大正ロマンを彷彿させる黒谷橋がございます。

こおろぎ橋は、初期は江戸時代に造られたものと言われています。
鶴仙渓の一番上流に架かっており、全長が21m、幅4mの総檜造りの橋となります。2019年に架け替えられ現在は4代目になります。

名前の由来は昆虫のコオロギであるとも、行路が険しいことから「行路危」であるとも言われていますが、最近では「清ら木」から転じとの説もございます。

あやとり橋は、こおろぎ橋より更に800m下流に架かる橋となり、デザインを施したのは、華道草月流家元の勅使河原宏です。94.7 m、床幅1.5 m。文字通り綾取りの橋に似せており、両岸が両手となる構造となっています。
1991年の竣工式には勅使河原氏と交流があった女優宮沢りえさんが出席されました。
紅紫色のS字橋の斬新さと周囲の景観が調和した美しさは絶景です。夜は九谷五彩をイメージしたライトアップを毎夜開催しています。

黒谷橋はあやとり橋から更に500m下流に架かる全長36mのコンクリートアーチの橋で、1935年(昭和10年)8月に竣工され、大正時代を思わせるようなレトロ調の意匠が特徴の橋です。木造の時代には、松尾芭蕉も渡った橋で、古くから多くの人がこの黒谷橋を通って小松・那谷寺へと旅立ったと言われています。

芭蕉堂は、松尾芭蕉を祀る御堂です。創建は明治43年10月で、平成22年には鶴仙渓遊歩道とともに100周年を迎えました。渓谷の美しさに芭蕉は「行脚の楽しみここにあり」と、この地を大変お気に入られたと言われています。

東山神社ですが、山中温泉の三社巡りの一社であり(他の二社は、長谷部神社、医王寺隣接の白山神社)、無人になりますが、お馴染みの白山神社(医王寺隣接の)で御朱印が受けられます。
この神社は、木地挽(ろくろ)が盛んな当地において、山中漆器の祖神とされている惟喬親王(これたかしんのう)を御祭神としています。
1908年、明治41年に山中温泉出身の沢出万吉氏が、私財を投じ親王の石像を建立したことが創始とされています。
昭和63年に現在の社殿が創建されました。
この高台から見る山中温泉の風景は絶景です。

それでは、動画の方をお楽しみください。

*本編中のBGMは、以下のサイトからダウンロードしています。

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