山形県の、奥羽本線の峠駅から徒歩1分の場所にある、秋と春の昼の予約時のみに営業する、きのこを中心とした秋の恵みと、山形名物芋煮と、店頭や店内の鉄道遺産を楽しむことができる、峠の茶屋 江川を紹介します。峠の茶屋 江川は、天然のきのこや天然の山菜のシーズンにしか営業せず、秋は、9月の下旬から11月の上旬までで、2023年は予約でいっぱいとのことで、春は、ゴールデンウィークから6月初めくらいまでの営業です。峠駅までの、途中の車道は狭く、坂が急なため、毎年、店の営業していない冬に予約なしで車で来て、途中の道でJAFのお世話になる人がいるとのことなので、よい子の皆さんは、決して真似をしてはいけません。場所は、奥羽本線の峠駅から33メートルで、徒歩1分です。駅から近いから気軽に訪問できるかというと大きな間違いで、山形新幹線改め特急つばさ号は、じゃんじゃん峠駅を通過し、全列車停車しません。峠駅の時刻表で、店の訪問で使える、下りの米沢行きの電車は、8時34分・13時20分・16時33分で、上りの福島行きの電車は、8時26分・13時26分・18時1分で、下りと上りを組み合わせても、サクッとランチというわけにはいきません。どうしても、ここでの食事は酒を一献しながらと決めていたので、訪問時は、8時34分の米沢行きで下車し、帰りは、13時20分の山形行きに乗車しました。
峠駅は、標高が624メートルと、奥羽本線内で最も高く、峠駅を境として、それぞれの方向に下り坂となります。福島から米沢の間の、奥羽山脈を越える板谷峠は、最大33パーミルの急勾配があり、廃駅となった赤岩駅と、板谷駅・峠駅・大沢駅の4駅は、かつては、連続したスイッチバック駅でした。また、板谷峠は豪雪地帯で、駅構内にある、複雑な線路やポイントを雪から守るため、スノーシェルターで覆われています。1990年に、福島から山形まで新幹線車両を走らせるため、新幹線の線路幅に合わせるために、3月10日に赤岩駅、9月1日に板谷駅・峠駅・大沢駅のスイッチバックが相次いで廃止され、駅は、ホームを本線上に移転しました。スノーシェルターは、新たに設けられたホームの覆屋として流用され、上下線を含めて大きく覆った構造から、独特の雰囲気を醸し出しています。ホームには待合室があり、入口の扉には、車両だけ新幹線の特急列車のくせに、新幹線が通過する駅と書かれています。運賃表では、米沢まで330円で行けますが、待合室内のタクシー会社に連絡して、50分タクシーに乗って米沢に行くと、いくらかかるのか心配です。ホームの出口付近には、きっぷ回収箱と、通路の夜間照明スイッチがあります。踏切を渡ると、トイレがありますが、清掃がゆきとどいていないので、緊急時以外は使わないことをお勧めします。トイレの横の貼り紙に、峠駅付近で作業員が熊に襲われたので、注意喚起のものと、板谷から峠の間で、熊が出没するといったものがあります。また、まず、常識では考えられない、スノーシェルター内でキャンプをする無法者に対しての、注意喚起の内容のものもあります。
店の横の納屋には、上には東北地区の列車のサボが飾られ、右側には、峠駅の駅名標や、峠の力水があり、左奥には、38パーミルの勾配標識や、その他の標識などが飾られています。店内は、壁や天井に、鉄道グッズがびっしりと飾られ、4人掛けの席が4つと、3人掛けの席が1つで、右側に、お手洗いとカウンターがあります。店の入口には、セルフサービスで飲み放題のビールサーバーと、グラスがスタンバイしていて、入口の上には、在りし日の峠駅の、パノラミックな写真があります。
メニューはなく、おまかせ一択と、店内のサントリープレミアムモルツと果実酒は飲み放題で、それ以外の飲み物は、持ち込みOKとのことです。おまかせは、一人5,000円です。
撮影するのを忘れましたが、最初に鯉と大根の煮物が出て、美味しくいただきました。次に、箱に、小さな器に少しずつ入った、9種類の秋の山の幸を中心とした料理が運ばれてきました。上段の一番左の小さい器は、中に、甘辛く醤油で煮た挽肉の入ったあけびです。その隣の器のきのこは、かのこで、歯ごたえがあり、舌がひだひだに巻き込まれる食感と、ごまの風味がたまりません。その隣の器は、春に採取された山菜のこしあぶらで、優しい甘じょっぱさで、味付されています。中段の一番左の器は、あみたけとみょうがで、あみたけは、コリコリした食感で、優しい酸味と甘みで、味付されたみょうがとベストマッチです。その隣の器はもって菊で、シャキシャキとした食感に、かすかにほろ苦く、優しい醤油味で味付されています。その隣の器はイグチで、プルプルとした食感で、優しい醤油味で味付され、大根おろしがアクセントになっています。下段の一番左の器は、ニンギョウダケで、口の中でホロホロと砕ける食感で、優しい醤油味で味付されています。その隣の器は、里芋と牛肉の煮物で、上には、やわらかくコリコリの食感の、クリフウセンダケが乗っています。その隣の器はミズの実で、クセがなくシャキシャキしていて、マヨネーズ味がベストマッチです。次に、きのこは、オリメキ・しめじ・なめこ・舞茸で、その他里芋・とうふ・長ネギが入った、米沢牛入りの芋煮で、お替り自由です。次に、しめじと舞茸のかきあげで、春菊・食用菊も入っていて、塩で食べるのがオススメです。〆の食事は、しめじと栗のごはんで、漬物がつきます。しめじと栗のごはんは、甘い大粒の栗と、甘みと旨みが出ているしめじから、ご飯に優しい甘さが伝わって美味しいです。
※4Kカメラで撮影し、4Kで編集しました。4Kディスプレイで、解像度も4Kに設定されている方は、細部まできれいに見えるかと思います。4Kディスプレイ以外でも、びっくりするほど大きく画質が劣化するわけではなく、そこそこきれいに見ていただけると思います。
※音を楽しめない環境下やナレーションが聞き取りづらい場合、日本語の字幕で対応しています。Youtubeの字幕機能をご活用下さい。
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