『観光地にそぐわない物々しさ』 国境最前線!日本最東端「納沙布岬」

一般人が訪れることができる「日本最東端」の地、納沙布岬。

♪納沙布は~人情岬~と大昔にとんねるずが呑気に歌ってましたが、実際そんなところじゃありません。

「望郷の島」「返せ北方領土」「憂国」 … 観光地にはおおよそ不釣り合いな言葉が並ぶ姿は領土問題の存在を改めて認識させられます。

野付半島もそうですが、すぐ先の沖合はロシア巡視艇が頻繁に現れる緊迫した海域。まさしく「国境最前線」という言葉が相応しい納沙布ですが、同じ道内にある日本の端「宗谷岬」とはエラい違いです。まず、納沙布を訪れる人、皆静か。

もひとつ。半分廃墟と化している「望郷タワー」(笹川良一タワー)が竣工された1987年(昭62)当時、納沙布沖合に漁に出た夫の安全を守るために、漁師の妻らがタワーの展望台に上がって当時のソビエト警備艇の接近を知らせていたとのこと。当時小6のガキんちょで世界情勢など全く関心がなくおニャン子解散とBaBeに燃えていましたが、この前の年がチェルノブイリ。ゴルビー。ペレストロイカ。そんな時代だったことに改めて慄く次第です。

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