Shiba Inuのイメージ画像=Reve AI

Shiba Inuが、過去に大幅上昇の起点となった主要サポート帯に再び接近している。アナリストは0.000004〜0.000005ドルを重要な支持帯と位置付けており、取引所からの資金流出も短期的な売り圧力の緩和を示す材料として注目されている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、アナリストのクリプト・パテル氏は20日、Shiba Inuが現在、自身のいう「集積ゾーン1」にあたる価格帯で推移していると指摘した。このゾーンは、2021年と2024年に強い反発が始まった水準だという。

パテル氏が示した主要価格帯は0.000004〜0.000005ドル。同氏はこのレンジを主要な蓄積エリアとみており、過去にも買いが集まりやすかったと説明した。チャート上では、Shiba Inuは同様の局面から反発し、2021年末に1660%、2024年に746%上昇したとしている。

足元の値動きも当時に近い構図だという。Shiba Inuは支持帯近辺でもみ合いが続いており、蓄積が進んでいる可能性がある。上値を抑えてきた下降トレンドラインによって値幅は徐々に収れんしており、支持帯で買い圧力が強まれば上放れの可能性が高まるとの見方を示した。

パテル氏は強気シナリオにも言及した。Shiba Inuが0.000004ドルのサポートで反発し、放物線的な上昇局面に入った場合、0.00008789ドルまで上昇する可能性があるという。現在価格の約0.000006ドルを基準にすれば最大2200%の上昇となる。一方で、追加の上昇余地は1364%に相当するとしつつ、アルトコイン市場が強含んだとしても、20倍上昇が現実的かどうかには慎重な見方も示した。

こうした見方は、過去の値動きとも重なる。Shiba Inuは2021年に過去最高値(ATH)の0.00008845ドルを付けたが、その後この水準を回復できていない。2024年3月の反発局面でも、0.000045ドル近辺まで上昇した後に押し戻された。今回の支持帯が次の上昇局面の足場になる可能性はあるものの、上昇幅は市場環境に左右されそうだ。

市場全体の条件も重要な変数になる。パテル氏は、今後の反発の強さはマクロ経済の流れに加え、ミームコインに対する個人投資家の関心に左右される可能性があるとみている。条件がそろわなければ、反発しても過去ほど強い上昇にはつながらない可能性がある。

一方、需給面では短期的な売り圧力の緩和を示すデータも出ている。取引所フローは直近で純流出に転じ、投資家が1日ベースで取引所に持ち込んだ量を上回るトークンを外部に移したことを示した。CryptoQuantのデータでは、純流出量は416億7000万SHIBだった。

一般に、取引所残高の減少は短期的な売り圧力の低下につながりやすい。ただ、取引所に残るShiba Inuはなお高水準にある。取引プラットフォーム全体の残高は81兆6200億枚とされる。主要サポート帯への回帰と純流出への転換は反発期待を高める材料だが、実際にトレンドが転換するかどうかは、支持帯を維持できるか、そして買いが継続するかにかかっている。

今回のポイントは、価格目標そのものよりも、過去に何度も反応した支持帯と、取引所からの流出データがあわせて示された点にある。チャート構造と需給の両面から、短期反発の可能性を見極める局面に入っている。

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