2025年10月15日 22:01
一般家庭で暮らしながら要請を受けて出動し、捜査や捜索などにあたる嘱託警察犬。
数を増やすため、県警は犬種のしばりをなくしています。
10月15日、審査会が行われ、合格すれば県警では初となる犬種も参加しました。
◆嘱託警察犬の審査会
においをたどって犯人の足跡と遺留品を見つけ出します。
10月15日、行われた嘱託警察犬の審査会です。
嘱託警察犬は一般の家庭で飼育されながら訓練を行い、審査に合格すると1年間、警察の要請に応じて捜査や捜索などにあたります。
◆犬種のしばりを撤廃
しかし近年、警察犬に向く大型犬を飼育する家庭が減っていることや訓練する飼い主の高齢化などにより、その数は6年前の半数以下に。数を増やすため、県警はこれまでシェパードやラブラドールなどに限定したきた犬種のしばりをおととしからなくしています。
【リポート】
「ことし初めて審査を受けるダルメシアンのヒマワリ号です。日頃の訓練の成果を発揮することはできるでしょうか」
ダルメシアンのメス、3歳のヒマワリ号は初参加。テンポよくルートをたどり、2つの遺留品を発見することができました。
Q)どうでしたか?
【ヒマワリ号(通称テン)の所有者】
「どうでしたかだって。難しかったよね」
【警察犬審査会初挑戦 ヒマワリ号(通称テン)の飼い主】
「やっぱり足が速いので、そうするとどうしても足跡を途中で逃してしまうこともあって。ただにおいは嗅覚ハウンドっていって鼻を使う犬種にあたるのでにおいをかぐのは好きな犬種なので それで向いているかなと思って始めました」
◆合格すれば初のダルメシアン警察犬
15日は計10頭が参加しましたが、ヒマワリ号が合格すれば県警では初のダルメシアンの警察犬になるということです。
【新潟県警本部刑事部 江花敏郎 鑑識課長】
「警察の直轄犬だけではやはり新潟県の警察犬の活動もできないので、しっかりまた広報しながら嘱託警察犬の協力をえられる方を探していきたいと思う」
結果は11月上旬に通知され、合格した犬はことし12月1日から任務にあたるということです。
最終更新日:2025年10月15日 22:01