こんにちは。本日も活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。高菜推しスタッフです。

おかげさまで目標金額の 90%に近づいてきました! ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

最後のゴールに向けて、引き続きあたたかいご支援をお願いいたします。

今回の活動報告は 後編 です。

まだご覧になっていない方は、ぜひ前編からお読みください。

 

前編では「猫が生態系に与える影響」についてお話しました。

では、猫を悪者にしないために、私たちにできることは何でしょうか?

 

 

【野良猫を増やさないためにできること】

この問題は、人の行動次第で解決できることばかりです。

・むやみな餌やりをしない

野良猫が集まり増える一番の原因は餌やりです。

「かわいそうだから」とお外でご飯をあげるのではなく、里親を探したり、自分で責任をもって飼うことが大切です。

どうしても保護できない場合には、地域猫としてTNRを行い、餌の後片付けや糞尿の掃除を含め、ルールを守って見守る方法もあります。

▶TNRとは、

Trap=捕まえる

Neuter=不妊・去勢手術をする

Return=元の場所に戻す

という活動のことです。

野良猫は放っておくと次々と子猫が生まれてしまい、地域の環境にも猫自身にも負担がかかります。

TNRを行うことで、命の連鎖を止め、不幸な猫を増やさないことにつながります。

・完全室内飼いを徹底する

飼い猫が外に出て野良猫と子猫をつくることがないよう、しっかり施錠して脱走を防ぎましょう。

さらに、獣医師も推奨している避妊・去勢手術を行えば、発情がなくなるだけでなく、一部の病気予防にもつながります。

 

・マイクロチップを装着する

飼い主を特定できるよう、マイクロチップを入れましょう。直径2ミリ程度の小さな器具で、専用リーダーがあればすぐに確認できます。

災害などで、もしもはぐれてしまっても、帰ってくる可能性が高まります。

 

・ペットを絶対に捨てない

これは当然ですが、動物を捨てることは「動物愛護法違反」であり犯罪です。

野良猫を増やさないためにも、「絶対に捨てない」という約束を守ることが大前提です。

【野良猫が増えるとどうなる?】

その地域一帯での糞尿被害やトキソプラズマ症などの動物由来感染症のリスクが高まります。

さらに、猫自身も皮膚病、交通事故、飢えなど、厳しい生活を強いられます。

野良猫の平均寿命はわずか3〜5年。

一方、飼い猫の平均寿命は約14年です。

比べればその差は歴然で、「外で自由に」という考えが猫の幸せにつながらないことは明らかです。

猫にとっての幸せは「安心して、健康に、長生きできること」とするならば、そのためには人間が責任を持って室内で育てることが一番です。

保護されて来るほどんどの子は怪我をしていたり猫風邪などを引いており、体中にノミやダニが付いている事が多いです。

【「自然だから放っておけばいい」と思う方へ】

保護猫活動をしていると、「自然のことだから、そのままにしておけばいいのでは?」という声を聞く事があります。

しかし前編で説明したように、猫はもともと日本の自然界にいなかった動物で、人と共に広がってきた外来種です。

生態系は複雑に成り立っており、ひとつが崩れると連鎖的にバランスを失う危険があります。

私たち人間も魚や野菜など自然の恵みに支えられて生きています。

その環境を守ることは、結局は人間自身を守ることにもつながります。

「自然だから」と責任を放棄するのではなく、

「なぜ守らなければならないのか」を一人ひとりが考えることが大切です。

 

【最後に覚えてほしい3つのこと】

猫を悪者にしないために大切なのは、次の3つです。


・捨てない
・野良猫を増やさない
・最後まで室内で飼う

人も猫も、そして他の生き物も幸せに暮らせる未来のために。

私たちは「猫を本当に愛しているからこそ、不幸な命を生まない努力」を続けていきたいと思っています。

ただ、この活動には時間も費用もかかります。

日々取り組みを続けていくためには、皆さまの応援が欠かせません。

もし私たちの想いに共感していただけましたら、

クラウドファンディングを通じて、一緒に猫達の未来をつくっていただけると嬉しいです。


沖縄県内にはまだ多くの野良猫がいます

 

長くなりましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

明日の活動報告は別のスタッフが担当します。

また違う角度での発信になりますので、ぜひ楽しみに読んでくださいね!

 

以上、高菜推しスタッフでした。

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