クックは、私が引っ越しをする前から7年以上もお世話をしてきた大切な街猫でした。
引っ越しを機に、去年カフェへと連れて来ましたが、
8日間、一口のごはんも口にしてくれませんでした。
実は捕まえるのは2度目でした。
去勢手術のために捕まえ、カフェへ連れて来たときも、1週間何も食べず……
家族が居たので、その子達の元に返す事にしました。
みんなまとめて保護してあげたかった。
カフェを始めてまもなかった頃
家族まとめて全匹保護いっぺんに保護する余裕は無かったのです。
今クックの母は、カフェで過ごしてますが、
他の子達は亡くなってしまいました。
1匹は昨年のクラファンの活動報告で書いたフィリックスです。
クックは今回も8日何も食べてくれませんでした。
食べなければ命に関わる。
そう思い病院へ連れて行き、急遽1階の猫のいない部屋に移しました。
けれど、そこは窓にネットを張っておらず……
窓はロックをしていたにも関わらず、窓も網戸も開けて、
クックはそこから脱走してしまいました。
その後、店の裏にごはんを置くと食べに来てくれるようになりました。
あー良かった。
もう一度お店に連れて来よう!そう思い
捕獲のプロの方にお願いしましたが、
クックは近づいても入ってはくれませんでした。
でも、毎日来てくれ
――保護すべきか、自由にさせるべきか。
幸せと感じてもらうにはどうしたら良いのだろう〜!
悩んで、悩んで、
クックの意思を尊重し、外で見守る事にしました。
ところが、裏で解体工事が始まり、
大きな音が響くようになると、
クックが来る回数は減っていきました。
「きっと他のごはん場に行ってるんだろう」
心配しながらも、そう思ってました。
ですが
昨日置いてるカメラを回収し、確認した所
8月27日に写ってたクックは
ガリガリに痩せ細った姿でした。
愕然としました。
耳カットの形からして、間違いなくクックです。
なぜ、こんな短期間でここまで痩せてしまったのか。
保護猫カフェをしていて一番きついのは、
可愛がっていたお外の子の姿が見えなくなる事。
何処を探せば良いの?
何もしてあげれない。
やはり保護すればよかったのか?
でも、彼はそれを望まなかった。
それでも、こんな結末になるなら
保護すべきだったの?
痩せて来たら保護してあげよう!と思っていたけど
保護したい時には、姿が無くて、保護出来ないんだよね。
悲しい現実
どうしようもない喪失感と後悔が襲って来る。
辛いよ!
本当に辛い。。。
保護活動は
いつも命の選択を迫られる。