プロジェクトページには一部、動物がケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。

 

自己紹介

 

初めまして大阪府南部にある河内長野市にある【保護猫の家 にしきんち】といいます。現在、自宅をシェルターとして保護猫約80匹が生活しています。

 

融資返済や維持費の問題がありますが、会社員収入と、ボランティアさん達に支えられて小さな命を守る活動を続けています。

 

⚫︎これまでの活動について

 

まずは活動を始めたきっかけからお話します。

 

2016年、大阪府河内長野市に引っ越しました。毎日、野良猫の発情の声が響いてる地域でした。野良猫がイジメられてる場面を何度もみることになり、こんなにも地域で嫌われてる猫がいることにびっくりしました。

 

それを解決すべくTNR(捕獲・手術・リターン)を始めることにしたのです。たくさんの猫がいるので、仲間を募り、【保護猫の家 にしきんち】を発足させました。

 

うちに居た保護猫4匹のボスが虹色(にしき)という名前だったので、にしきの家という意味で、にしきんち、とつけたのです。

 

 

2017年、約80匹の飢餓猫軍団に出会いました。行政やいろんな活動団体に相談をかけましたが、協力を得られず、一人で給餌してTNRも考えないといけません。このまま見捨てておけば、この子達が餓死するのは時間の問題でした。

 

協力者を募ったところ、噂を聞き、声をかけてくれた捕獲隊長Hさんが手伝ってくださって、2人で、半年間、毎週末は捕獲しました。そして合計70匹以上の猫を捕獲・手術・リターン出来る子はリターンしたのです。

 

ガリガリの猫や子猫が毎日ロードキルに遭います。涙が止まらず、何とかしたいと小さな猫は保護して里親募集をスタートしました。

 

目の前に生きてる命をなんとかしたいという一心からでした。里親募集も近くで譲渡会がないので、遠方まで通ってました。今、考えると猫の負担もありましたが、そのおかげで1年で35匹の子猫が幸せをつかむことが出来たのです。

 

保護シェルターを始めたことで他の団体さんからも相談が増え、多頭飼育崩壊からのレスキュー猫や怪我して動けない猫、虐待を受けてた猫などを引き取って面倒をみてましたが、 ハンデある子や、キャリア猫は里子が難しく、ここで生活する猫が多くなります。

 

自宅では面倒みれない数になり借家を借りて面倒を見ることにしました。

 

 

正社員で働いてたので、朝晩お世話をしてからの勤務、土日は猫活動という日々です。数年続き、いつ倒れてもおかしくない状況になっていたのは言うまでもありません。

 

遠くの譲渡会まで行けなくなったので、近くで里親募集しようと2018年より、大阪府富田林市イトマンスイミングスクール、大阪府河内長野市 大阪府立花の文化園、2020年より、大阪府堺市南区 緑のミュージアム ハーベストの丘と譲渡会も定期開催が出来るようになりました。

 

今まで保護した猫は760匹を超えました。譲渡した猫も500匹を超えました。1件1件おうちを見せてもらって、譲渡しています。初期の頃の猫さん達はもうシニア期に入ってきました。皆さん、大事にされててお手紙やメールが嬉しいです。

 

私は施設維持のためにも収入が必要なので、正社員で働き、朝5時~就寝は1時頃という生活をしていて

土日は猫の活動でフルに動いてます。いつ倒れてもおかしくない状況の中の出来事がありました。

 

2022年2月25日早朝6時、猫達のお世話にシェルター到着した時間・・・電話が鳴り、火災が発生してると・・・自宅が全焼。愛猫達がお空に消えました。

 

ニシキ・ペコリ・ソラ・バニラ・ヤマト・ヒメ・ユメ・ミカド・マリア・コテツ

 

原因は玄関にある配電盤からの漏電でした。

 

なぜ?こんな仕打ちを受けないといけないのか、頑張ってたはずなのに!目の前の命に向かい合うなんてもう無理!もうやめたい!行き場のない猫を救うと言いながら、愛猫とこういう別れをしないといけないなんて!

 

 

火災があったとき、家から逃げててほしい、うちの子達を見つけてほしいと、SNSで投稿したところ、激しい誹謗中傷もあり、仲間だった人が離れたりと・・・心はボロボロになりました。

 

お空の子達のところへ行きたい!私自身もう立ち上がれないと思いました。でも借家で面倒みていた猫達を残すこともできません。

 

 

最後まで面倒をみてあげないと、そこに小さな命があるのだから!それが私に生きる希望を与えてくれました。そしてたくさんの方々に支えてもらって、私自身も生きてこれました。ありがとうございました。

 

フルタイム正社員で働いてるので、限界金額まで借り入れをし、今の自宅を購入し、皆様に頂いたお見舞金などで、猫部屋の改装をしています。安心・安全な暮らしを猫達に届けたい。 その思いだけで必死でした。

 

⚫︎現在の活動と、これからの活動への思い

 

本格的に保護活動をはじめて、今年で10年目に突入しました。保護した数は750匹以上になります。1匹でも多く幸せに繋げたいと毎月2回の譲渡会も開催しています。

 

現在、入居してる猫さんは、白血病キャリア6匹、エイズキャリア猫26匹、シニア猫20匹以上、そして心のケアが必要な猫は多数います。80匹の猫さんが入居したり、卒業したり、ボランティアさんが交代でお世話にきてくださいます。

 

この保護してる猫達はここが終の棲家になってしまうこともあります。最後まで安心して暮らせるようにと願っています。

 

そして災害時にもこの子達が暮らせるように、また災害に遭ってしまった猫さん達の避難所になるようにと考えています。

 

 

昨年は石川県珠洲市の被災猫さん10匹が入ってきました。すでに家が水漏れで改装しないといけないので、猫を避難させてほしいとか、引っ越しまでの1か月間預かってほしいとか、入院中、預かってほしいとか駆け込み寺的なシェルターとなっています。

 

緊急避難シェルターとして災害時にも安心して暮らせるそんな保護猫の家にしたいと思っています。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

終の棲家になる猫達が増えています。猫数も当初の倍に増えました。年々老猫さんが増えていきます。

生き倒れで入居する猫、脱水症状や、下痢でケアが必要な猫、中にはICU(酸素室)を使って、様子をみる猫も居ます。

 

そこで、ここに住んでる猫達、これから救える猫達のために細く長く継続するために太陽光発電システムや、蓄電池を導入することにしました。

 

太陽光発電システムと蓄電池を導入することに決めた理由は、もちろん災害(停電)が起きたときの電源確保にあります。それと長い目でみてのランニングコストダウンも考えられます。

 

 

現在、台所以外の全室エアコン完備されています。6台がフルで稼働しています。ICU(酸素室)も稼働できるようにしてあります。

 

ところが雷や台風などで、電気が止まるとあっという間に室温は上がるのです。昨年も3回大雨により停電がおきました。停電が起きるとエアコンは止まってしまいます。湿度と高い室温にめまいがしそうです。

 

もし、それが数日続くとなれば?

 

 

エイズキャリアの部屋、白血病キャリアの部屋、それぞれに換気は出来ても、感染を考えると同時に継続的な換気は難しいのです。エアコンはもちろん、空間除菌洗浄機ジアイーノや酸素室(ICU)、それらが使用出来なくなれば、体調を崩したり、弱ってる猫は命に関わります。

 

前々からその不安がありましたが、昨年は熱中症や脱水症状で5匹も保護しました。倒れて保護されたり、TNRでリターン出来ない弱った身体の猫が多いのです。気候変動から外の世界は猫達にとっても過酷な環境です。

 

今は室内で安静にして、点滴して栄養あるものを食べてもらって、回復出来ています。そういう子は懐かなくてももう外には返せません。

 

災害時など有事の際にも、小さな命を守りたい。

 

電源確保のためにも蓄電池が絶対必要だと感じます。シェルターに住んでる子だけじゃなく、これから先、熱中症・脱水で運ばれてくる猫が想像できます。

 

小さな命を心配してくださる皆様にも安心して預けられる環境を作りたい。

 

 

そういう環境が整ったあと、法人化も計画しています。現在私自身がフルタイム仕事で維持していますが、年々身体が衰えてくるでしょう。現在スタッフが居ない環境でボランティアさんに頼っていますが、皆様高齢化されてきています。これから未来を考えていかないといけないと思っています。

 

私一人の力では不可能です。応援者さん達に勧められていたクラウドファンディングも時間も勇気がなく諦めてましたが、今回は初めてのクラファンにチャレンジします。どうか皆様のお力をお貸しください。

 

 

プロジェクトの内容

 

太陽光発電システムと蓄電池を導入することで、有事の際の避難所として使用できる施設にすることと、ランニングコストを抑えて、終の棲家になるであろう猫達が安心して暮らしていく環境を作ることを考えています。

 

⚫︎資金について

 

命を守る施設改善のために必要な費用は

 

・太陽光発電パネル 154万

・蓄電池設置  163万

・工事費 70万

・保障費 13万

 

今回の設置費用400万必要です。どうかご協力をお願いします。

 

第一目標は150万です。

 

小さな田舎町のシェルターでどこまでご協力ただけるか心配ですが、もし達成できたなら、第二目標で400万、お力をお貸しくださると有難いです。

 

出来れば法人化するため、経費として300万必要だと思っていますが、最終700万・・・は難しいと思いますが、一応言わせてもらいます。

⚫︎なぜクラウドファンディングを利用しようと思ったのか

 

今まで借り入れをしながら維持してきたけれども、このままでは限界があると感じてます。

 

一時は、太陽光パネルも、蓄電池も諦めようと思いました。けれど、昨年夏の保護猫達が脱水症状で保護しなければいけない、シェルターでさえ、停電の日にはグッタリする猫が居る。どれだけ点滴を使ったかしれません。

 

限界を超えても何とかしたい、今年も恐怖の季節がやってくると考えていたときに、応援してくださる方がたくさんいらっしゃるはずですよ、と声をかけていただきました。その言葉に背中を押されて、クラウドファンディングにチャレンジしようと思いました。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

ケアが必要な猫、老猫、ハンデある猫達が多く生活しています。猫達が生涯を暮らすために少しでも継続したコストダウンと災害等があっても避難所として機能出来る施設にしたいと思ってます。

 

今仕事をしながらお世話をしてますが、ずっと続けるのは困難です。

 

もっと、この子達をしっかりみてあげたい。今まで出会って虹の橋を渡った子達に対しても、もっとやってあげることがあったのではないかとずっと考えています。もっと時間があれば、もっとゆっくり接してあげたかったと思います。

 

 

火災で虹の橋を渡った愛猫達に安全で、安心して生きていけるおうちを作るよ!そう約束しました。

 

自宅火災の時、奇跡的にも命があった3匹の猫達も精一杯生きています。

 

 

あの火災から3年経ちました。大やけどをおった幸芽(こうめ)ちゃんも今は楽しく生きています。

 

 

みなさんのお力が必要です。どうぞ、この子達やこれから入るであろう猫達を救ってください。

 

 

応援メッセージ

 

おがわ動物病院院長 小川 貴史

私がにしきんち代表 池田さんと知り合ったのは2022年でした。自宅火災後、引っ越して自宅をシェルターにしたいので、かかりつけ獣医師になってもらえませんか?軽い気持ちでいいですよと、受けたものの真剣に命を向かい合ってる姿に感動しました。頭数が多いのに、細かいところまで観察していて週4日来院されることもあります。健康管理は大変ですが、年2回、訪問による健康診断にシェルター訪問しています。

 

池田さんが心配されるとおり、熱中症の患者は病院でもよく運ばれてきます。太陽光パネル、蓄電池、災害に備えることを考えるのは池田さんらしいなと思います。老猫さんも多いし、酸素室を使うことも多いシェルターです。私は保護猫の家 にしきんち を応援しています。皆様も一緒に応援してください。

 

里親 O様

我が家にやってきた猫達もにしきんちで保護された子達でした。2016年生まれで9歳になりました。こんなに可愛らしい子達を里子にもらえて幸せです。猫だけじゃなく、家族のことも考えてくれて、高齢の母が面倒みるのは、人間の健康寿命を延ばすからいいのよと教えてくれました。脱走防止や、環境などのアドバイスもたくさんしてくださってありがとうございます。最近はペット防災や、同伴避難なども考えられててすごいなと思います。うちは、2匹だけですが、災害に備えてどうしたらいいのかよく話合います。シェルターはたくさんの猫が居るので、大変だと思いますが、これからも頑張ってほしいです。みなさん、応援してあげてください。

 

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