フィリーズの球団公式X(@Phillies)から
フィリーズが7月1日(日本時間2日)に本拠で行われるパドレス戦で介助犬・タガーがメジャーデビューすると発表。試合でのイベントなどに登場するという。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、タガーは今年4月に生まれたばかりのラブラドール・レトリバーの子犬。1980年にフィリーズのワールドシリーズ制覇に貢献した伝説的なリリーフ投手で、米海兵隊予備役でもあった故タグ・マグロウ氏の名前にちなんで名付けられた。
タガーは今後、障害を持つ退役軍人をサポートする認定介助犬になるための訓練を始める。2年間の訓練後、退役軍人の靴下履きを手伝ったり、悪夢を止めたりなど、身体的、精神的なサポートをする介助犬になるという。
地元フィラデルフィアを拠点とする非営利団体「チーム・フォスター」が認定介助犬を通して退役軍人を支援しており、この介助犬育成プログラムにフィリーズの慈善団体も助成金を出している。
タグ・マグロウ氏の息子で歌手のティム・マグロウは退役軍人の支援活動に携わり、タグ・マグロウ財団にも尽力。ティムは「幼いタガーは、戦争という目に見えない傷を負った退役軍人にとってヒーローになるに違いありません」と今回の活動にコメントした。
MLBで犬といえば、昨年8月にドジャース・大谷翔平の愛犬・デコピンが始球式に登場し、捕手役の大谷までボールをくわえたまま駆け寄る姿が話題を集めた。
また、今年6月にはナショナルズが傘下3Aでバットドッグを務めるゴールデンレトリバーのブルース君を昇格させ、14日のマーリンズ戦でメジャーデビューしたばかり。「バットドッグ」としてバットをくわえて運び、ファンから大歓声を浴びた。
デコピン、ブルースに新たなライバルが出現したかもしれない。
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