©PYRODIVE
萩原聖人×深水元基×黒谷友香競演、“ジャパニーズ・ノワール”と呼ぶべき、「生きることへの絶望」を描く映画『月の犬』。
反社会で生きてきたが、連れ添った妻の病気に気づかず亡くしたことを悔やみ、極道の世界を離れ、知らない街に流れ着く男・東島。その男に南と同じ匂いを感じ、仕事に誘う沙織。東島に触発され、「その先が見たい」と日常の淡々とした繰り返しを変えようとする南。「月にいる犬が吠えている」と言う一人の少年との出会いで、生きることに絶望した大人たちそれぞれの日常が連鎖的に変わっていく……。
背中には刺青がびっしり入っているものの、その、妻を亡くした悲しみと、少年への対応から、優しさを滲ませる東島を繊細に演じるのは、数々の映画賞を受賞してきた実力派の萩原聖人。東島に影響を受ける南は深水元基、二人を結びつける沙織は黒谷友香が演じる。
その他、東島を動かす少年・将吾役で渋谷そらじ、東島の元部下役でやべきょうすけ、東島の妻・柚木役で中村映里子、沙織が雇うホステス役で大後寿々花、柚木の母役で原日出子、南のボス役で寺島 進が脇を固める。
監督は、『観察 永遠に君を見つめて』で第1回田辺・弁慶映画祭映検審査員賞を受賞し、Vシネマの伝説的名作『極道聖戦ジハード』を監督した横井健司。
4月24日(金)〜5月14日(木)にシネマート新宿にて公開されるほか全国順次公開されるのを前に、主演の萩原聖人のオフィシャル・インタビューが届いた。
萩原聖人(Masato Hagiwara)プロフィール
1971年8月21日生まれ、神奈川県出身。1994年、映画『学校』、『月はどっちに出ている』、『教祖誕生』で日本アカデミー賞新人俳優賞、話題賞(俳優部門)を受賞。『マークスの山』(1995年)、『CURE』(1997年)で同賞優秀助演男優賞他を受賞。近年の主な出演作に、『島守の塔』(2022年)、『海の沈黙』(2024年)、『栄光のバックホーム』(2025年)、『ハローマイフレンド』『君が最後に遺した歌』『2126年、海の星をさがして』(2026年)など。
Q.“ジャパニーズ・ノワール”と銘打たれた本作の脚本を読んで、どのような印象を持ちましたか?
まず率直に、とても面白いと思いました。そして、いまの時代にはなかなか出合うことのできないタイプの映画になるだろうなと。こういった世界観の作品を観て育ってきた人間ですが、僕自身が役者として関わったことは意外とないんです。時代の流れとともに減ってしまったジャンルですしね。だからこうして勇気と覚悟を持ってつくろうと、残していこうとする方がいるのは、やはり非常に嬉しいことです。
Q.横井監督とは撮影前に何度か打ち合わせをされたそうですね。
こ監督の思い描く映画の世界を立ち上げるために必要な時間でした。どこか懐かしい匂いのする映画ですが、この作品を観るのは、いまのこの時代を生きる人々です。本作ならではの世界観を大切にしつつも、懐古的なものではなく、現代劇として立ち上げていくべき。そんなことを話していましたね。
Q.少年・将吾と東島のやり取りが強く心に残ります。
これは人生に絶望した男の物語で、東島には守るべきものを失ってしまった人間の強さと弱さがあります。その身に何が起ころうとも、彼はそう簡単には変わりません。そんな男の人生に微かな変化をもたらすのが、将吾との出会いなんです。といっても、東島の根っこの部分は変わらないんですけどね。
Q.クライマックスの殺陣のシーンに驚きました。とても生々しいものに仕上がっています。
すごいですよね。あのシーンの東島と南には一切の理屈が通用しません。何でそんなことをするのかと聞かれたならば、「知らねえよ馬鹿野郎」っていう答えしか返ってこないと思います(笑)。殺陣なので動きは決められているわけですが、求められているのは華麗なアクションではなく、泥臭さ。かっこいいシーンをいかに崩していくのかが重要でした。撮り終えたあとは立てなくなるくらい、かなりしんどかったですね。ふたりの男が人生にケリをつけなくちゃならないシーンであり、お互いを信じてふらふらになることができました。
Q.“ジャパニーズ・ノワール”への参加を経て、何か変化はありますか?
出演が決まったとき、正直なところ不安もありました。先人たちが築き上げてきたひとつのジャンルに、僕が役者として関わるわけですからね。いまの時代、新しい映画はどんどん生まれていますが、こうしてひとつの系譜に連なる作品を撮って残していくことも大切なのだと分かりました。なかなかうまい言葉が出てこないのですが、この作品をやれて本当によかった。そう強く実感しています。できればこの感情をもっとうまく言葉で表現したいのですが、それがどうにもできません。でもそれだけ、僕の中に多様な変化が生まれたということなのだと思います。
※ 全文は、劇場パンフレットに掲載。
下記の要領で完成披露上映会が開催される。
日時:4月20日(月) 18:30の回(上映前)
場所:シネマート新宿スクリーン1
ゲスト:萩原聖人、渋谷そらじ、やべきょうすけ、深水元基、横井健司監督ほか(予定)
料金:通常料金 ※ムビチケ利用可能
販売:3/30(月) 21:00より劇場オンラインにて販売開始
※ 残席ある場合、翌日オープン時より窓口も販売
https://cinemart.cineticket.jp/theater/shinjuku/schedule(外部サイト)
・場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は固くお断りいたします。
・転売目的でのご購入は、固くお断り致します。
・登壇者および舞台挨拶は、都合により予告なく変更になる場合がございます。
©PYRODIVE公開表記
配給:渋谷プロダクション
4月24日(金)よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開
(オフィシャル素材提供)
関連作品
