はじめに

 

はじめまして。北海道・十勝地域で保護犬猫の保育・保護活動を行っているJupiter株式会社/わんわん保育園フェアリーテイル代表:相馬夏織です。

 

祖父母が残してくれた土地と建物を拠点に、行政や協力獣医師と連携しながら、昨年からこれまで、保護犬猫45頭以上の保護・医療・譲渡に関わってきました。

 

現在は法人としての保育園運営と並行し、保護活動部門としてWANPEACE(英国登記済・NPO申請中)の設立準備も進めています。保護はゴールではなく、人と共に生きられる未来へつなぐ通過点だと考えています。

 

 

北海道・十勝、陸別地域では、山から降りてくる野犬が毎年出産を繰り返し、子犬の保護と感染症対策が継続的な課題となっています。

 

現在も複数の子犬を保護していますが、疥癬など皮膚疾患が疑われる個体もおり、受け入れ直後に個体ごとに管理できる“隔離環境”が不足しています。命を守るためにまず必要なのは、安全に受け止める場所を整えること。

 

本クラウドファンディングでは、日本での活動拠点であるJupiter株式会社/わんわん保育園フェアリーテイルが主体となり、野犬たちの安全な隔離環境と施設整備を進めるために実施します。

 

整備後は、受け入れ直後の犬を同時に成犬5匹、子犬15匹まで安全に隔離し、体調確認・検便・ワクチン等の初期対応を行える体制を目指します。

 

 

環境省×ロイヤルカナン保護犬プロジェクト登録トレーナー

 

私は環境省×ロイヤルカナン保護犬プロジェクト登録トレーナーとして、シェルター専門の馴化トレーニングにも取り組んでいます。野犬の子犬や保護直後の犬たちは、人との生活に慣れていない状態であることが多く、一般的な家庭犬とは異なるアプローチが必要です。

 

犬の特性を活かしながら、個体ごとに距離や環境を見極め、無理な拘束や恐怖を与えない形で、馴化と信頼関係づくりを重視しています。鹿を狩って生きてきた野犬の保護や、家庭的な環境でのケアを行いながら、人の手の温もりを知ってもらうことを大切にしています。

 

 

警察・消防・行政と連携し、地域の安全講座やペットの災害対策、体罰のないトレーニングや犬の感情理解についての相談活動も行っています。

 

 

3月16日には陸別町と共催で、協力獣医師のもと犬猫の不妊去勢手術の実施をしました。「※Mobile VET Office(移動動物病院)協力獣医師の許可を得て掲載、地元新聞に掲載されました。」

昨年からこれまでに保護・相談対応した犬猫は累計45匹以上、うち医療や馴化を経て新しい家族へ繋いだ子は30匹です。

 

イギリスでは動物福祉を目的とした団体「WANPEACE」を登記し、動物の災害支援や無料相談など、国際的な視点での活動にも取り組んでいます。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

北海道十勝・陸別地域では、山から降りてきた野犬と外で暮らす犬との交配が繰り返され、子犬が生まれ続ける状況があります。

 

動物病院が近くになく、不妊去勢手術の予約がすぐに取れないこともあり、「手術したくてもできない」という声を地域の方から聞いてきました。

 

そうした現状を知り、保護だけでなく「増やさない取り組み」が必要だと感じ、行政や獣医師と連携しながら活動を続けています。2月6日、日本一寒い町とも言われる陸別町で、牧草ロールの隙間に身を潜めていた野犬の子犬6匹を保護しました。

 


クレイ温浴中(国際クレイセラピー認定校にてインストラクターとして活動)

 

過酷な外の環境で育った子犬たちは、一刻も早いケアが必要な状態で保護されました。その中でも、一際からだが小さく、命の力強さを願って名付けたのが「LION(ライオン)」です。野犬の子犬たちの多くは、一見元気そうに見えても、保護した瞬間から多角的な医療的サポートが必要なケースが少なくありません。

 

子犬たちは当初、人の気配に怯えて固まっていましたが、過酷な環境を生き抜いてきた代償として、からだには大きな負担がかかっている様子が見て取れ、非常に胸が痛む状態でした。特に一番からだの小さなLIONは、衛生状態が著しく悪く、健康面での不安も大きい状態でした。被毛の状態からも、一刻も早く適切な処置と安全な隔離環境でのケアが急務であることは明らかでした。

 

 

祖父母が残してくれた敷地と建物を拠点に、少人数で保護とケアを続けていますが、現在は扉や建具の破損などもあり、安全な隔離環境が不足しています。

 

これから繁殖期に入り、同じような状況の子犬が増える可能性があります。LIONの発見をきっかけに、安全に保護を続けるための環境整備が急務だと感じ、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

なぜ「隔離環境」が必要なのか

 


母は強し。扉は弱し。

母乳を与え続けた、からだはガリガリに。母犬の健康診断を受け、休ませる為に子犬を別室へ移動。明くる朝、扉が壊れ、その光景から親子を戻すことに。

 

保護された子犬は、人に慣れていない状態であることが多く、感染症のリスクも高い状況です。受け入れ直後に他の保護個体と接触すれば、感染拡大や咬傷事故、逃走の危険もあります。

 

しかし現在の施設には、扉や建具の破損区画不足防疫動線の未整備といった課題があり、十分な隔離管理ができる状態とは言えません。隔離環境が整っていなければ、医療にも不妊去勢にもつなげられない。その土台を整えることが、今もっとも急がれる課題です。

 

今回の整備は、単なる修繕ではなく、地域で「増やさない取り組み」を継続していくための基盤づくりです。

 

 

プロジェクトの内容

 

陸別地域では、山から降りてきた野犬が、酪農家さんの小屋や納屋の隙間などに身を寄せ、そこで出産してしまうケースもあります。地域の方々が意図的に増やしているわけではなく、動物病院までの距離や、不妊去勢手術の予約の取りづらさなど、さまざまな事情が重なっています。

 

実際に、手術の必要性を理解していても、すぐに対応できないという声を酪農家さんから聞いてきました。こうした状況を責めるのではなく、地域の事情を理解した上で、保護と同時に「増やさない取り組み」が必要だと考えています。

 

その一歩として、2026年3月16日に陸別町と共催し、協力獣医師のもと犬猫の不妊去勢手術を実施しました。地域と連携しながら、これ以上命が増えすぎないよう、取り組みを進めています。

 


※写真はMobail VET Office
(移動動物病院獣医師、獣医学生の許可を得て撮影しています)

 

今回のクラウドファンディングでは、扉修繕・脱走防止対策隔離スペース区画整備防疫設備の導入感染症医療費・駆虫費保護搬送費を整備・確保します。

 

目標金額:120万円

 

集めた資金の使い道:

(概算)

扉修繕・脱走防止整備│約50万円

隔離スペース整備・防疫設備│約20万円

駆虫・ワクチン・マイクロチップ・去勢手術・皮膚治療│約17万円

搬送費・通院費│約10万円

READYFOR決済・運営手数料│約23万円

 

必要総額は300万円ですが、まずは命を安全に受け止めるための基盤整備を優先します。不足分は自己資金等で補填し、優先順位の高い箇所から整備を進めます。

 

※本プロジェクトはJupiter株式会社 わんわん保育園フェアリーテイルが実行主体となりますが、集まった資金は保護活動および拠点整備のみに使用し、営利事業には充てません。

 

今後のスケジュール

 

3月 陸別町共催 不妊去勢手術を実施、獣医師と連携し、飼い主のいない犬猫や適正飼育のための不妊去勢手術を行いました。命を増やさないための予防活動として、今後も地域と連携しながら取り組んでいきます。3月 更別村イベント「さらり」暮らしの安心講座ペットの災害対策や日常のしつけについて講話を行います。

 

保護犬猫の見学 施設では予約制で保護犬猫の見学を随時受け付けています。1匹でも多くの命が家族と出会えるよう譲渡活動を行っています。10月 災害・動物愛護啓発イベント(主催)北海道後援のもと、警察・消防の協力をいただき、子どもと犬が参加できるハロウィンイベントを開催予定です。

 

私たちは、保護だけでなく「増やさないための予防」と「命を守るための啓発」を地域と連携しながら続けています。飼い主のいない犬猫が生まれ続けてしまう現実は、一つの団体だけでは解決できません。

 

だからこそ、地域・行政・獣医師と協力しながら取り組んでいます。小さな命が安心して生きられる環境をつくるために。そして、これ以上悲しい命が増えない未来のために。どうか本プロジェクトへの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

今回のプロジェクトは、一時的な保護だけでなく、この地域で野犬が増え続けない環境を整えるための基盤づくりと考えています。

 

北海道十勝・陸別地域では、山から降りてきた野犬と外で暮らす犬の交配が続き、子犬が生まれ続けてきました。動物病院までの距離や、不妊去勢手術の予約の取りづらさなど、地域特有の事情もあり、すぐに解決できる問題ではありません。

 

 

だからこそ、保護と同時に「増やさない取り組み」を地域と連携しながら進めていきたいと考えています。2026年3月には、陸別町と共催し、協力獣医師のもとで犬猫の不妊去勢手術を実施。

今後も、行政や地域の方々と協力しながら、野犬や保護動物がこれ以上増えない環境づくりを続けていきます。

 

 

施設では、閉鎖的に管理するのではなく、家庭的な環境の中で個体ごとに向き合い、人との信頼関係を築く時間を大切にしています。

恐怖の中で生きてきた野犬が、人に触れられても唸らず、あとずさりしない瞬間があります。その瞬間を積み重ね、人と共に生きられる選択肢を少しずつ増やしていきたいと思っています。

 

今回整備する隔離環境と施設は、今後も継続して保護・医療・馴化・不妊去勢の拠点として活用していきます。将来的には、地域の方が安心して相談できる場所、災害時にも動物と共に避難を考えられる場所として、小さくても継続できる拠点を守っていきたいと考えています。

 

一度きりの支援ではなく、地域と共に長く続く活動の土台を整えるためのプロジェクトです。

 

どうかこの地域の命を守る基盤づくりに、お力をお貸しください。

 

 

応援メッセージ

 

五十嵐花

帯広で獣医学を学んでいる大学2年の五十嵐花です。わんわん保育園フェアリーテイルの活動をお手伝いさせていただいております。

 

私は、人によって痛ましい状況に置かれる動物や、殺処分されてしまう保護犬・保護猫が減る社会に貢献したいという思いから、獣医師を目指しました。相馬さんの活動に携わる中で、十勝で動物たちが置かれている現状と、それを変えるために行動する多くの方々の姿を見てきました。その姿に深く敬服しています。

 

しかし、このような活動には資金と人手が必要であり、現状ではまだ十分とは言えません。かつて未成年だった頃の私のように、「かわいそうだけど自分には何もできない」と感じている方もいらっしゃると思います。

 

ですが、このような支援を通じて命を救うことができます。本プロジェクトへのご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今野 史生 様|株式会社 史生建設代表取締役

陸別町で建設業を営んでおります、株式会社史生建設 代表の今野史生です。地域に根ざした企業として日々仕事をする中で、私たちの身近な地域にも行き場を失った犬たちがいる現実があることを知りました。

 

わんわん保育園フェアリーテイル様は、野犬や保護犬たちの命と真剣に向き合い、一頭一頭を大切にケアしながら、新しい家族へとつなぐ活動を続けておられます。このような活動は、多くの時間と労力、そして費用が必要な大変な取り組みです。

 

地域の中で命を守る活動が続いていくことは、人と動物が安心して暮らせる地域づくりにもつながる大切なことだと感じています。今回のクラウドファンディングが成功し、保護された子犬たちが安心して過ごせる

環境が整うことを心より願っています。

 

この活動がこれからも続いていくよう、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

株式会社 史生建設代表取締役 今野 史生

 

 

大野 晃子 様|日本語学校教師

初めてWANPEACEさんの動物保護施設を訪れた時、目からうろこが落ちました。そこでは、猫と犬が同じお部屋で仲良く遊んでいたのです。

 

代表の相馬さん曰く、「犬と猫を一緒に飼いたいというご家庭も多いので、いろんな環境に慣れさせている」とのこと。思えば、本来動物はいろんな種族がいる自然環境の中で生息しているのが、当たり前の姿です。先住の保護犬さんが、新入りの仔猫ちゃんを見守りながら遊んでいるのを目の当たりにして、犬も猫も人間も、一緒に暮らしていくことのすばらしさを実感しました。

 

こんなWANPEACEさんの活動が、もっと世の中に広がるように今後も支援していきます。

 

 

※陸別町、酪農家さんからプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。

Write A Comment