LIVE配信中にコメントで
「子猫が10匹います」とご相談がありました。
私の友達の家が多頭崩壊寸前で、今日見に行ってきました。
子猫10匹
生後3週間が6匹
生後1ヶ月が4匹
成猫は半年〜1年ほどの子が8匹。
合計18匹になっていました。
「手術が高いから出来なかった」
そうして増え続けてしまった猫たち。
このままでは猫たちだけでなく
友人の家庭も崩壊してしまう状況です。
と

元々は
お外にいた1匹の猫にご飯をあげていたことが始まりでした。
その後もう1匹現れ、
次に見たときにはお腹が大きくなっていました。
かわいそうだからと家の中に入れ、
手術も考えたそうですが
費用の問題もあり踏み切れず…
そして気づけば
成猫8匹、子猫10匹合計18匹になってしまいました。
もし最初の2匹の時に手術をしていれば
お金も時間も負担も
もっと軽く済んでいたかもしれません。
「なぜ手術をしなかったのか?」
そう思う方もいると思います。
当時はコロナ禍で生活が苦しくなり手術費用が難しかった。
猫と過ごす時間は
安らぎであり、癒しであり、時には戦いでもありながら間違いなく生活の大切な一部分になっていたそうです。
であれば
男女を分ける
飼い主を探す
増やさない方法を考える
そういった選択肢もあったと思います。
そこは飼い主さんの責任でもあるでしょう。
(責めたいわけではありません)
生き物を家族として迎えた瞬間から
その子たちへの 命に対する責任 が生まれます。
どんな人間の事情があっても
その責任が消えることはありません。
もちろん
お金
時間
年齢
生活環境
様々な事情があるのも事実です。
ですが今は安くで手術をしてくれる病院も増えています。行政に相談できる地域もあります。
どうにもならないと諦めて増え続ける猫たちを放置するのではなくまずは役所や地域のボランティア団体へ相談することから始めてほしいと思います。
ただ、誰しも最初は
「なんとかしてあげたい」
「どうしよう…」
と悩んだはずです。
すべては優しさから始まったことです。
ですが多頭飼育崩壊は
ボランティアも団体も
簡単に解決できる問題ではありません。
「かわいそう」
「なんとかしてあげたい」
その気持ちだけでは
守りきれない命もあります。
女の子の猫は
避妊手術をしなければ妊娠します。
男の子も
去勢手術をしなければ繁殖は止まりません。
医学的にも、避妊手術をしないまま出産を繰り返すと子宮蓄膿症など命に関わる病気のリスクが高くなります。また、多頭環境では近親交配が起こりやすく、体の弱い子や病気を持った子が生まれてしまう可能性もあります。
手術は増やさないためだけではなく
猫たちの命と健康を守るための医療です。
すぐにウィルス検査、駆虫、ワクチンにむかいました。子猫の中には目が塞がり、ぼんぼんに腫れてしまっている子が5匹いました。風邪がひどく、結膜が大きく腫れてしまっています。
このままでは
失明してしまう危険もあります。
この5匹は母猫と一緒に
wellbeingボランティアさんのお宅で
治療とケアを開始しました。
他の4匹は400gほどありましたが1匹だけ 250gしかありません。
母乳がしっかり吸えていない子には
人工乳を足しながら育てています。
すでに歯が生えている子は
離乳食も始めていかなければなりません。
お外で生まれた子猫は
生まれても 育つ確率はとても低いと言われています。実際に生まれても亡くなってしまう命が
たくさんあります。家の中で生まれた子でさえ
これだけの体格差が出ています。
生まれてきた命に罪はありません。
今回確認した成猫の中には
すでに妊娠している子もいました。
エコー検査を行ったところ妊娠はすでに後期の状態でした。母体へのリスクも考え今回は 出産させる選択 をしました。
ただし無事に生まれてくる保証はどこにもありません。母猫の体力や体調生まれてくる子猫の状態によっては命を落としてしまう可能性もあります。
猫との暮らしは本当に癒しであり、安らぎでもあります。ですが同時に、生き物である以上 命への責任 が伴うことも事実です。
だからこそ、これからのことは無理を抱え込まず、前向きな話や明るい未来の話は人の気持ちを少し軽くしてくれるものだと思います。
焦らず
一歩ずつ。
この子たちが
元気いっぱいに育っていけるよう
私たちもできる限り
ケアとサポートをしていきます。