遡ること2016年。現在、東京都と埼玉県の県境にお店を構える1978年創業の和菓子屋「大吾」さんにて、なんとも愛くるしい姿の猫たちが誕生しました。
猫たち、といっても和菓子の猫たち。
オリジナルのシールから期待が高まります
創業者である初代がアメリカで職人として手腕を発揮していた頃、昭和天皇・皇后両陛下初の訪米に際して作られた黄身餡をベースとした時雨菓子「爾比久良(にいくら)」は現在も食通をはじめとする方々の間でも人気を博し、現在も都内百貨店などでは早々に完売するほど。
今回は電話にて注文させていただきました
しかし、その崇高な代表作からちょっと視線をずらすと、お店への親近感が五割増しになるような愛らしいお饅頭が並んでいるのです。
今回は、大吾さんの定番商品「ねこ薯蕷饅頭」をご紹介。
ねこ薯蕷饅頭
猫好きさん、いかがでしょう?
正面から見たお顔をデフォルメしたものではなく、後ろ(もしくは上から)の姿のお饅頭ですよ!ひと目みた瞬間からオキシトシンが噴水のように湧き上がりました。(大の猫好き)
つい並べがちな白と黒
指先に吸い付くようなしっとりとした薯蕷饅頭のお味は、全部で四種類。
顔がないからこそ、想像する楽しさもあります
実は一番末っ子である「白猫」。
中に包まれたこし餡は慎ましやかながらも風味高く、薯蕷饅頭特有の芋の芳香を最もクリアに感じられ、王道の甘露を堪能。
ちょっぴり鍵尻尾なのも味がありますね
また、対となるような「黒猫」の皮には竹炭を加えて。
定番商品ということもあり、中に包まれている南瓜餡も相まって、ハロウィンを連想させてくれるよう。
南瓜餡好きとしては、年間通して食べられるのが嬉しい
黒猫には南瓜が似合いますね♪
非常に滑らかな南瓜餡はコクのある深い甘味とお野菜としての南瓜の香りを凝縮したような素朴さも持ち合わせており、お子さんにも人気がでそう。
柄入りも可愛い♪
また、模様のついた猫ちゃんも二匹。
手乗り猫…幸せ~!!
ほぼ雌猫ということもあるからか、「三毛」ちゃんはどことなく女性らしい雰囲気を醸しているような気がするのは私だけでしょうか。
輝きを放つ粒立ちの小豆は、まるで猫の目のよう
凛とした気品と柔らかさを持ち合わせたお饅頭の中には粒餡いり。
甘さを抑えているため、小豆と生地の米粉の旨味や芳しさが抜群に引き出されているものの、洗練された味わいです。
四匹の中で唯一の粒餡なので、これもまた紅一点ということでしょうか。
いわゆる「ごめん寝」をしているところでしょうか
そして、一見逞しい男の子のような「茶虎」は、和三盆糖を配合した生地と皮むき餡という非常に優雅な組み合わせ。
穏やかに舌の上から染み込んでいくまろやかな甘さは、和三盆と角を落とした淡い甘さの皮むき餡だからこそ。
塩系男子?いえいえ、紳士です。
店舗ではばら売りなので、お好きな組み合わせと数で購入できます
見た目だけではなく、米粉と山芋が織り成す皮の質感やそれぞれのあんこも素晴らしいねこ薯蕷饅頭は定番商品ですので、和菓子の中でも王道なお饅頭を差し上げる際には、ちょっぴり遊び心を効かせてというのも乙なものではないでしょうか。
お取り寄せも可能ではありますが、消費期限がございますのでご注文の際にはお気をつけくださいね。
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柳谷ナオ
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※お店の住所に誤りがございましたので訂正致しました。謹んでお詫び申し上げますと共に、ご指摘くださった皆様ありがとうございました。
<和菓子 大吾>
公式サイト(外部リンク)
東京都練馬区大泉学園町6-28-40
03-5947-3880
10時~18時
定休日 月曜・火曜
