※プロジェクトページには一部、動物がケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。
2025年3月…
東京湾岸の廃棄物埋立処分場に「数頭の猫がいる」と聞いて、私たちは向かいました。
しかし、そこにいた猫は、実際は「数頭」ではありませんでした。
その時点では、私たちが把握できていたのは、まだほんの一部にすぎなかったのです。
捕獲と調査を続け、エリアを広げ、月日を重ねていく中で―― 11か月後の現在、私たちの手で確認し、保護してきた命は70頭を超えています。現場に入った回数は20回を超えました。
それが、この埋立地の“日常”でした。 誰にも知られず、そこにいないものとして扱われ、それでも生き続けていた命が、確かにそこにありました。
風の吹きすさぶコンクリートの隙間、工事車両数の行き交う道路、生い茂る竹藪の深くなどに生きるその環境は、本当に過酷なものでした。
救出した猫たちは、病気や外傷に加えて、多数の寄生虫にも侵されていました。
東京では珍しい種類も見つかり、どれだけ飢え、生きるために必死だったかを物語っています。
しかし、あれから11ヶ月。残された猫たちが、まだそこにいます。
活動を続ける中で、前回救出したエリアのその先に、猫の大規模な繁殖地があることがわかりました。存在を無きままに放置された、生き続ける猫たちがいました。
この子たちは、自分で助けを求めることができない。
私たちが動かなければ、誰も動かない。救うことができない。
だからこそ、前回のクラウドファンディングから1年もたたないタイミングですが、
再びクラウドファンディングに挑戦することを決意しました。
埋立地で命をつなぐすべての子たちのために、もう一度、力を貸してください。
可能な限りで皆様のご支援をいただけますようお願い申し上げます。
前回プロジェクトご支援への御礼
前回のクラウドファンディングでいただいた、皆様からのご支援のおかげで、必要な初期医療と継続的なケアを届けるための基盤を整えることができました。 また、猫たちが安心して過ごせるシェルター環境の整備と維持体制の構築を進めることができました。ご支援いただいた皆様には、改めて心より感謝を申し上げます。

そのうち、41頭は新しい家族と出会い、
それぞれの場所で、あたたかな暮らしを始めています。
ただ、前回プロジェクトで保護した、白猫のレオナールちゃん。保護前から、耳の扁平上皮癌が疑われていました。
検査の結果、やはり癌でした。私たちは、完治を願い、電気化学療法を行いました。
しかし、癌は骨へ転移していました。治療は、延命ではなく、緩和ケアへと切り替えました。
あたたかい場所で、おいしいごはんを食べ、撫でられると、ゴロゴロと喉を鳴らしながら――レオナールちゃんは、旅立っていきました。過酷な場所で生きてきたこの子が、最期の力を振り絞って起き上がりお顔を見せてくれたことを、私たちは忘れません。
この子の時間を、無駄にしないために。私たちを待っている命を必ず救い出します。

前回プロジェクトで保護したレオナール
新たな“発生源”の発見
前回のクラウドファンディング終了後、私たちの活動は、むしろ新しい局面に入りました。
講談社フライデーの現場取材をきっかけに、これまで表に出ることのなかった廃棄物埋立処分場の実態が可視化され、東京都環境局の現場担当者のみなさんとも、「猫ゼロを目指す」協力体制が築かれました。
私たちは、実現にむけて提案書を提出しました。2026年3月までに、廃棄物埋立処分場の猫ゼロを実現する。そのため、9月・10月までに集中的な捕獲と不妊去勢を行う計画を立てました。
活動を続ける中で、同じ敷地内の別エリアにも、猫の大規模な繁殖地があることがわかりました。
調査を進めると、この埋立処分場は、東京都環境局だけではなく、一部に東京都下水局の管轄地があることが判明しました。部署をまたいで、都庁の環境局と下水局で話し合いを重ね、正式な保護開始となりました。

「ここにもいる」と案内された場所で、子猫たちが姿を現しました。想像を超える現実が、そこにありました。
まずは下水局の敷地内をリサーチ、そこにいたのは――子猫4頭と、複数の成猫。約10頭の猫たちがいました。ひどいケガを負った三毛猫もいました。衰弱した子猫2頭を前に、私たちは立ち止まることができず、その場で抱きかかえて連れて帰ったのでした。
後からわかったことがあります。この下水局エリアは、最初に私たちが入っていた竹薮エリアから、猫が歩いて移動できる距離にありました。「なぜ、この竹藪エリアで捕まえても捕まえても猫がでてくるのか、どこかに絶対発生源がある」と話をしていたのですが、その“発生源”はおそらくここであったと思います。
もっと早く教えてくれれば、どれだけ生まれては亡くなっていく猫たちを助けることができたことか・・・。
埋立処分場からの救出状況
現在までに、私たちは71頭の猫たちを保護しました。(うち譲渡頭数41頭)
すべての猫が、複数の寄生虫に感染し、重度の栄養不良や慢性的な炎症を抱えていました。初期医療には、通常の保護現場とは比べものにならない時間と費用がかかっています。
初期医療となる、不妊去勢手術、寄生虫・感染症治療においても、近年感染症リスクが高まっており、対応できる動物病院が限られたり、隔離管理コストが上がったりといった状況があります。
さらに、継続的な投薬・検査、シェルターでの長期ケアにも通常よりも費用がかかってきます。
初期医療だけで1頭あたり少なくとも、15~25万円はかかる状況です。
そして、ほとんどが成猫です。すぐに家族が見つかるわけではありません。それでも私たちは、最期まで、生まれてきてよかったと思える時間を届けたいと考えています。

保護前(左)骨が浮き出るほどやせている。現在(右)当会シェルターでくつろぐ。肉付きも被毛の白さも戻ってきた|カモミ
なぜ今、支援が必要なのか
現在、東京都環境局の現場のみなさんは、私たちと一緒に「猫ゼロ」を目指して動いてくださっています。しかし東京都から、公的な予算は、1円も出ていません。
(2025年11月から江東区の助成(保護猫1頭あたり2万円)を13頭が対象となり活用しています。)
しかし、最後の受け皿として、民間団体である私たちが、すべてのコストを引き受けている現実は変わりません。私たちの資金が尽きれば活動は立ち行かなくなってしまいます。
医療費、シェルター維持費(家賃・光熱費・消耗品)、捕獲・搬送・隔離設備、人件費などの出費に対して、収入はクラウドファンディングのご支援が頼りの状況です。
団体の運営は、慢性的な赤字状態が続いています。これまで不足分は代表・副代表が私財を投じ、なんとか支えてきました。けれど、この形を続けることには、明確な限界があります。

過酷な現場で生きてきた猫たちは、初期医療のあとも油断はできません。当会スタッフの動物看護師と動物病院が連携し、継続的なケアを行っています。
“東京のゴミ”と、私たちの現場
今、東京都では、都民のゴミの有料化が議論されています。ニュース映像に映る地図――そこが、私たちが猫を捕獲している場所です。
この埋立地は、「あと約30年で満杯になる」と言われています。
私は、東京で生まれ、東京で暮らしてきました。自分が出したゴミの“行き着く先”で、こんな形で、命が生きていることに、胸が締めつけられました。
埋め立てエリアは、確実に広がっています。だからこそ、思うのです。
今、ゼロにしなければならない。30年後まで、猫たちがこの場所で、繁殖し続けていいはずがないのです。

飢えと危険が隣り合わせの現場。カラスの矛先は、子猫や弱った成猫にも向かいます。
2026年3月末までに、猫ゼロへ
今回クラウドファンディングで目指す目標金額は、2,000万円です。(第一目標は1,000万円)
2026年3月までに、集中的な捕獲を進め、埋立処分場の猫ゼロを目指します。
しかし、私たちの活動は、救い出して終わりではありません。猫たちが健康を取り戻し、新しい家族と出会い、安心して暮らせる日常にたどり着くことまでが、私たちのゴールです。
そのため、ご支援は保護猫の、不妊去勢費、医療費(手術・通院・駆虫・継続的なケア)、シェルター維持費(家賃・光熱費・猫たちの食事とケア用品購入費)、看護に関わる専門スタッフの人件費、そして譲渡活動の継続に充てさせていただきます。 そこには、時間と人の手、そして継続的な資金が必要です。
プロジェクト概要
●目標金額
2,000万円(第一目標1,000万円|All or Nothing 方式)
●ご支援金の使途内訳(必要金額2,000万円)
※以下費用に充当し、目標金額2,000万円(第一目標金額1,000万円)に対しての不足する場合は自己資金・その他寄付にて補填します。
1,000万円( 第一目標 )到達の場合の内訳
・保護猫の医療費(手術・通院・駆虫・継続的なケア):400万円
・シェルター維持費 ※1(家賃・光熱費・猫たちの食事とケア用品購入費、人件費等の飼育管理費):430万円(2026年4月〜6月内の約2.5ヶ月を想定)
・その他諸経費(READYFOR手数料を含む):170万円
2,000万円到達の場合の内訳
・保護猫の医療費(手術・通院・駆虫・継続的なケア):400万円
・シェルター維持費 ※1(家賃・光熱費・猫たちの食事とケア用品購入費、人件費等の飼育管理費):1,260万円(2026年4月〜10月内の約7ヶ月を想定)
・その他諸経費(READYFOR手数料を含む):340万円
※1 シェルターの運営には、シェルターの維持管理と猫たちの飼育管理に1ヶ月でおよそ180万円がかかっています。保護後、きちんと医療を届け、幸せな第二の猫生に繋ぐまでの期間、丁寧なケア・お世話を行き届かせるために必要不可欠な費用を、この機会に広くお伝えするとともに、ご支援をお願いさせてください。

衛生管理を徹底したシェルターの様子
保護した猫たちの1頭1頭と向き合うために。
動物福祉にかけられる公的支援は、いまだ十分とは言えません。活動を続けるには、どうしても多くの資金が必要になります。これまでは、代表と副代表が私財を投じ、できる限り支えてきました。けれど、このままの形を続けることには限界があります。
それでも、私たちは救うことのできた命への、医療やケアのQOL(生活の質)を下げたくありません。
清潔で安心できるシェルター空間。1頭1頭と向き合う医療とケア。そのすべてを守りながら活動を続けていくために――。
私たちの活動にご理解・ご賛同いただけるみなさま、どうかお力をお貸しください。

シェルターにて:スタッフが猫たちとふれあいを深めることで譲渡も進みやすくなる

私たちはこれまで、譲渡に時間がかかる成猫、傷病猫、シニア猫――いわゆる「コストがかかる」「引き受け手が見つかりにくい」とされる命を、私たちはあえて受け入れてきました。
なぜなら、どの命にも、幸せになる権利がある。その考えは、きっと人間社会にもつながると信じているからです。動物にやさしい社会は、きっと人にもやさしい社会になる。そう信じて、動物福祉の向上を目指して日々活動を続けています。
2026年3月、その先へ
この埋立処分場から、猫の姿が消えたとき。 それは“終わり”ではありません。
全国に広げられる「東京モデル」の始まりです。 行政と市民、民間団体が連携し、 再発しない仕組みを残す。 その第一歩を、ここからつくります。
この国に「見捨てない仕組みがある」と証明するために。私たちの仲間になっていただく皆様のお力をお借りすることになりますが、どうかご支援ご参加の程、よろしくお願い致します。
団体概要
私たち一般社団法人 東京都人と動物のきずな福祉協会は、東京・千代田区で25年にわたって猫の命と向き合い続けてきたメンバーにより立ち上げられた団体です。
私たちの原点は、全国に先駆けて「猫の殺処分ゼロ」「猫の路上死を9割削減」という前例のない成果を実現した特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会にあります。その代表と副代表が、次に目指したのは、「千代田区から東京へ」という新たな挑戦でした。
不幸な猫を救うセーフティーネットとして、まずは東京・神保町に約100㎡の保護シェルターを開設。
飼い主の高齢化、災害、そして外で生きるという過酷な環境を背景に、さまざまな事情により行き場を失った猫たちを保護し、医療につなげ、あたたかな家族のもとへと送り出す活動を続けています。
⚫︎プロジェクトに関するご留意事項
○第一目標金額達成後のキャンセル・返金のご対応は、致しかねますので、何卒ご了承ください。
○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○プロジェクトページ内の写真・メッセージは全て許諾を得て使用しております。
○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
