ゴミ捨て場で見つかった生後2週齢の子猫たち 「11年経った今」の仲良し姉弟ぶりにほっこり

ゴミ捨て場で見つかった生後2週齢の子猫たち 「11年経った今」の仲良し姉弟ぶりにほっこり

猫が寄り添う姿は、見ているだけで心が温かくなりますよね。
今回紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@nikohana0925さんの愛猫・にこちゃん(取材時11才)とはなくん(取材時11才)。現在は穏やかな日々を過ごす2匹ですが、かつては捨てられていた元野良猫だったそう。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「その日はまるで運命のようでした」と語る飼い主さんに、出会いから現在までのお話をうかがいました。

ゴミ捨て場で保護された2匹
2匹との出会いは2014年10月。当時、飼い主さんが小学生の息子さんのお迎えに歩いて向かっていたときのことでした。家を出てすぐのゴミ回収ボックスの横に、回収日ではないのにギフトセットの箱が不自然に置かれているのを発見。

気になって開けてみると、中から「シャーッ!」と威嚇する声が。威嚇していたのは、のちに“にこちゃん”と名づけられるコでした。驚いた飼い主さんは一度ふたを閉じ、その場を離れたそうです。帰り道、息子さんと再び箱を確認することに。自宅に持ち帰ってそっと蓋を開けると、にこちゃんの隣には、力なく丸まったはなくんの姿がありました。

歩くことも難しそうに見えたはなくんの状態に、飼い主さんは「助かるのだろうか」と、胸が締めつけられる思いだったと振り返ります。2匹の体は黒い油のようなもので汚れており、きれいにするのも難しく、動物病院へ相談。そのアドバイスを参考に、体に負担がかからないように慎重にケアを続けました。
汚れが落ち始めると、ようやく2匹の表情にも少し余裕が見えたといいます。

子どもたちのお願いで「家族」に空腹の気配があったため、当時手元にあったもので様子を見ながら少量口にできるものを与えると、2匹はしっかり食べてくれたそう。
この時点では、飼い主さんはまだ飼うことを決めていたわけではありませんでした。しかし、状況を見守っていたお子さんふたりから「このコたちをうちに迎えたい」とお願いされ、その思いに背中を押される形で家族として迎え入れる決心をしたといいます。

翌日には動物病院で検査を受け、生後約2週齢ほどであることが判明しました。

警戒心が強かった子猫たちとの暮らし飼い主さん一家が動物と室内で暮らすのは、これが初めての経験。初めて足元にスリスリと寄ってきたときは、思わず驚いてしまうほどだったといいます。
大きな音や男性の声に敏感で、人を避けることの多かった2匹ですが、ゴハンが大好きな性格もあって「早く食べたい」という気持ちから、いつの間にか「オスワリ」や「マテ」を覚えるほどに成長していきました。
にこちゃんとはなくんはどんなコ?にこちゃんは“自由気ままなツンデレ”。はなくんは“甘えん坊の食いしん坊”。はなくんがかまってもらいたくてにこちゃんに近づき、軽く威嚇されることもありますが、ふと気づくと2匹で寄り添って眠っていることも。「仲がいいのか悪いのか……」と、微笑ましい距離感が見られるそうです。
毛柄は異なるものの、飼い主さんは「きょうだいのように感じる」と話します。「想像ではありますが、にこちゃんがお姉さんで、甘えん坊のはなくんが弟なのではないかと……」と語ってくれました。
保護したあの日、にこちゃんが必死に威嚇していたのも、弱っていたはなくんを守ろうとしていたのかもしれません。
「末長く一緒に時間を刻めたら」2匹が家族になって11年。今では家族としてなくてはならない存在です。飼い主さんはこれからの時間について、こう語ります。

飼い主さん:
「このコたちが経験してきた想像もできないようなことを思うと、今でも胸が苦しくなります。もう老猫なのでゆっくりと過ごしてもらいたいし、まだまだ食欲旺盛なのでしっかり食べてもらって、甘えてもらって、末長く一緒に時間を刻めたらなと切に思います。
いつまでも元気で過ごしてもらうため、これからも愛情を注いでいきます」

写真提供・取材協力/@nikohana0925さん/X(旧Twitter)
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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