威嚇「シャーッ!」 ⇒ 一瞬で可愛くペロペロ  保護猫が「ちゅ〜るの魔力」に屈した決定的瞬間に大反響 新宿にある〝保護猫カフェ〟が話題に

保護されて7日目の〝新人〟保護猫(BAKENEKO CAFE|化猫茶屋さんのX(@bakenekocafe)より)

そんなに!?変貌ぶりにびっくり!!

 「捨て猫や保護猫が飼い猫に化ける」をコンセプトに活動する保護猫カフェ「BAKENEKO CAFE|化猫茶屋」さん(@bakenekocafe)=東京都新宿区大久保3-13-1-1棟=のX投稿が、多くの人々の心を捉え、注目を集めています。

保護されてわずか7日目の新人猫「チャコ」

 話題となっているのは、保護猫カフェに来てわずか7日目の新人猫。投稿には「いつものシャーと思いきや、ついにちゅるの魔力に落ちた新人猫」と添えられており、添付された画像や動画では猫が口を開けて威嚇、爪を立てつつも、目の前の「ちゅ〜る」に引き寄せられていく様子が伺えます。

 この様子に「この変わり身の速さ!美味しさには勝てない」「ちゅーる凄い」「もう戻れないな」などの多数のコメントが寄せられています。

 この新人猫は「チャコ」という名前で呼ばれており、とある公園出身。地域ボランティアの方々が5年ほど前から保護活動を続けている場所へ1月に現れ、夏の時期にようやく保護することができたといいます。

 野外での生活が長かったためか、人への警戒心は非常に強いようです。

威嚇はするものの…「ちゅ〜る」は別腹?

 保護から間もないチャコは、人がいるとなかなかご飯を食べない状況ですが、「ちゅ〜る」だけは舐めてくれるほど気に入った様子。

 しかし、どうやら「ちゅ〜る」をあげる際には、「一度攻撃してから食べる」という行動が定着しているそうで、その姿は微笑ましくも不思議な光景です。

警戒心と食欲の間で揺れるチャコの姿は、「ちゅ〜るの魔力」の強さを物語っています。

「レスキュー」の苦悩と「巣立ち」の喜び

 今回登場した新人猫「チャコ」を保護した「BAKENEKO CAFE」が掲げる「保護猫が飼い猫に化けていく」というコンセプトの実現には、並々ならぬ苦労があります。カフェの運営に携わる方々もレスキュー活動を行っており、毎度苦労するのは「対人との問題」だと語ります。

 「多頭飼育崩壊などは、ホールドしている飼主との交渉であったり、人起因のレスキューが非常に毎度苦労しましす」と、猫の命に関わる問題の裏には、常に「人」の問題が介在している現実を明かしてくださいました。

 また、最も強烈で印象深い現場として、「孤独死をされてしまった飼主さんの自宅に取り残されてしまった猫達の時」を挙げられました。

 孤独死の現場であると同時にゴミ屋敷でもあり、他のペットのご遺体などもそのまま。特殊清掃前の現場は、体液の染みついた床、強烈な異臭、そして大量の蝿といった「普通に生活していたら遭遇しない光景」だったそうです。

 しかし、そんな苦労を乗り越えた先には、大きな喜びがあります。それは「保護の後、人慣れし、元気に巣立って行く猫達を見る」ことです。

 「寂しくもありますが、同時にとても嬉しくもあります」と語る言葉には、保護活動にかける深い愛情が滲み出ています。

次のステージへ「猫又療養所計画」

 「BAKENEKO CAFE」は、「豊富な蔵書、快適空間で癒しのにゃんにゃんタイム」を提供しており、WEB上でもリラックスした猫たちの様子が確認できます。

 現在、「BAKENEKO CAFE」では、次のステージとして傷つきハンディキャップを負った保護猫たちの「猫達の保護シェルター建築計画、猫又療養所計画」を推進しているとのこと。「病気を持つ猫やケガをした猫達は、引き取り手が少ないのが現実です。そんな猫達の里親探し、飼養を行って行きます」とされています。

 保護猫を迎えるにあたって「難しく考えず、単純に動物達を愛でて、猫を愛でることであなた自身が幸せな気持ちになれるなら、ぜひできる事からやってみてください!世の中のみんなで幸せになれたらいいなと思います!」というメッセージを寄せていただきました。

 チャコが「ちゅ〜る」の力を借りて、一歩ずつ人間に心を開き、「飼い猫」へと「化けていく」ように、私たち一人ひとりが「できること」から猫たちに愛情を注ぐことで、この世の中の猫たちがより幸せになれるよう願ってやみません。

 取材協力:「BAKENEKO CAFE|化猫茶屋」さん(@bakenekocafe)
 ※本記事は投稿者の許可を得て掲載しています。ご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

 

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