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一般社団法人ペットフード協会が実施している「全国犬猫飼育実態調査(2024年)」によると犬: 60代 10.1%、70代 8.4%、猫: 60代 10.1%、70代 7.8%と一定数の高齢者がペットを飼っている実態が明らかになっている。(年代別飼育率を示しており、具体的には:60代人口100人中、犬を飼っている人が10.1人、70代人口100人中、犬を飼っている人が8.4人の意味)
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ペットは家族の一員として心の支えになる一方で、「終生飼養」という観点からは課題も多い。
ペットボランティアの濱中レン氏はこう話す。
「特に問題視されるのは飼い主の高齢化による飼育放棄です。飼い主の高齢・病気など、飼養困難を理由に手放したり、放棄される現実があります。少子高齢化が進む中で、ペットが最後まで面倒を見てもらえず行き場を失うケースが増えていると実感しますね」
犬や猫の寿命は14年ほどだと言われている。
「長生きする子は20年を超えることも珍しくありません。飼い主が70代や80代で迎える場合、そのペットの寿命を全うするまで責任を持てるのかは甚だ疑問です。結果的に高齢者が亡くなったり入院したりして、残されたペットが保健所に持ち込まれるケースが後を絶ちません」
こうした背景から、動物保護団体や保健所・動物愛護センターでは、譲渡時に年齢の制限を設ける施設が少なくない。
「もちろん高齢者になったら、ペットを手放せとか絶対に飼ってはいけないと完全否定しているわけではありません。ペットが孤独を和らげ、生きがいにつながることは多くの研究でも示されていまし、どんな年齢であっても突然飼えなくなるリスクは存在しますから。ただ同時に年を重ねれば、急な入院や転倒事故のリスクは高まります。そのして飼育困難になった場合にペットをどうするのかを家族や地域で決めておくことが大切です」
佐藤氏はこう続ける。
「大事なのはかわいいから、寂しいからではなく、最後まで責任を持てるのか冷静に考えることだと思います。70代、80代ですと自分たちだけでという判断は正直、難しいでしょうね。後見人を見つける必要があると思います」
ペットは生き物であり、家族の一員だ。命を迎えることは喜びと同時に重い責任を伴う。今回お話を聞いたのは義母が突然子猫を買い始めたと話す女性だ。
「暇だし、子猫を捕まえたと義母は話しました。79歳の夫婦で今から子猫はさすがに難しいと思うんです。私は飼った経験もありますけど、子猫のうちは思わぬトラブルも多いですし、そう簡単でありません。もちろん可愛いことは理解ができます。でもそれだけじゃ、飼えません」
しかも2人は猫を飼うのが初めてだという。
「田舎なので病院などに連れて行くにも車が必要です。免許も返納して欲しいと考えていたのに、猫だなんて。正直、ご自分達の面倒を見るので精一杯なんじゃないかなと思うんですよね。どうにか止めなくてはと思っています」
義母との戦いは【関連記事「この家で飼うつもり?」言葉を失う惨状。80歳間近の義両親と子猫2との不穏な暮らし】でもお読みいただける。
【取材協力】ペットボランティア|濱中レン氏
【聞き手・文・編集】もりかえで PHOTO:Getty Images 【出典】一般社団法人ペットフード協会|「全国犬猫飼育実態調査(2024年)」
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